新卒から仕事用のカバンとして約4年半使っていたユニクロの3WAYバッグからユニクロのファンクショナルバックパックに買い替えた。
ユニクロのカバンは販売店数が少なくてあまり力を入れていない印象だけど、価格に対する品質は衣服と同様に高い。今回購入したバックパックも相変わらず品質が良くて通勤や仕事で使いやすかったから、買い替えの経緯から2週間使っての使用感をここで紹介したい。
4年以上使ったユニクロの3WAYバッグ(3,990円)

まずこれまで使ってきたユニクロの3WAYバッグを軽く紹介する。
新卒で今の職場に就職してから約2か月後に購入したカバンで、職場はスーツ・オフィスカジュアルどちらでも可、カバンはブリーフケースとリュックが入り混じった何とも判断に困る環境だった。

当時は「両方対応できるカバンなら悪目立ちしないだろう」くらいの気持ちで選んだけど、職場では特に何も言われなかったし、何より使いやすかったから使い続けてきた。

3WAYということでリュック、ブリーフケース、ショルダーバッグとして使える仕様。結局ほとんどリュックとしてしか使わなかったものの3WAYゆえの作りが便利だった。
ブリーフケース用途に対応するために収納空間は四角くて、荷室は横向きにガバッと大きく開くから荷物の出し入れや整理がしやすかった。

ブリーフケースのグリップ部分はリュックを前に持ってくるときのハンドルとして使えた。片方のストラップを背負った状態でしっかりカバンを保持できるから使い勝手は良かった。
ジップの取っ手と止水カバーの劣化が激しい

そしてこのカバンは3,990円にも関わらず内外装の素材は頑丈。若干の使用感はあるもののメインの生地にほつれや破れはなく、まだまだ全然使えそうな感じ。
一方劣化が激しいのはジップで、取っ手部分と止水カバーの千切れが目立ってきた。ジップ本体はYKK製で未だに壊れる気配はないものの、取っ手は持ちにくくなったり止水カバーの破片がジップに挟まって動きが悪くなったりと、いよいよ通常使用にも影響が出てきたから買い替えを決めた。
最初はユニクロ以外でビジネスリュックを検討
後継機はリュックで問題ないとして、最初はビジネスリュックとして専用設計されたものを選ぶつもりだった。だけどそんな考えはものの20分で打ち砕かれた。
ビジネスリュック、意外と高い

普段のファッションはほぼユニクロで完結させているからビジネスリュックの相場感を全然知らなかったんだけど、信頼できそうなブランド品だと平気で1万2万を超えてきて面食らった。あのエレコムでさえも1万を超えてくるとは思わなかった。

今年の2月に旅行用のカバンとしてグレゴリーのコンパス30をヤフーショッピングで2.2万円で購入したけど、これは「大手アウトドアブランドが手掛ける」「30Lサイズのアウトドア用リュック」という商品価値が付いていたから納得できた。
一方ビジネスリュックはデイリーユース、容量や頑丈さはアウトドア用ほどではないからもっと安いものだと思っていた。何よりユニクロの3WAYバッグが3,990円だから尚更高いと感じてしまった。
価格に対する品質の良さはユニクロか無印良品の2択
というわけで早々に方針を変更してユニクロ含むファストファッションから良さげなものを選ぶことにした。

ユニクロ、GU、無印良品、ワークマンの4つに絞って実店舗で探してみて、候補はユニクロと無印良品の2つに絞った。まずユニクロの”ファンクショナルバックパック”(4,990円)、

次に無印良品で”肩の負担を軽くする 撥水ナイロンビジネスリュックサック”(5,990円)を見つけた。
この2つでもう一度比較して、デザインやポケットの使い勝手といったところでユニクロを選んだ。
ユニクロ ファンクショナルバックパック(4,990円)の特徴

本題となるユニクロのファンクショナルバックパックの特徴は以下の通り。
- シンプル・ミニマルな外観
- 大きすぎない容量(23L)
- 15インチのPCが入るポケット
- 安い(4,990円)
シンプル・ミニマルな外観

まず外観は良い意味で無味無臭。ビジネス・プライベート問わずどこでも誰でも使えそうなデザインは良い。
カラーはブラックとグレーの2種類。今回はより素材とマッチしていると思ったグレーを購入した。
素材・パーツの品質は価格以上
特段ファッションやリュックに知見があるわけではないけど、素人目で見てもやっぱりユニクロは価格に対する品質の高さが光る。内外装のポリエステル素材は安っぽさを感じさせず頑丈な作り。

ジップも安心と信頼のYKK。
ここ数年の物価高でユニクロも値上げやらコストカットやらで品質が落ちていないか気になったけど、価格に対する作りや質感の良さは相変わらずだった。同価格帯でイオンとかで売られているノーブランド品とは天地の差がある。
大きすぎない容量(23L)

筆者が仕事用のカバンに入れているものは以下の通り。
- 財布やスマホなど貴重品類
- ノートPC(14インチ)
- A4の書類(ファイル・バインダー含む)
- 折りたたみ傘
- 昼食・軽食・飲み物
- 手帳・筆記用具
- ティッシュなど衛生用品
- シーズン用品(カイロ、ポケッタブルダウン)
点数はそこそこ多いものの1個1個が小さいからそこまで大きなカバンは必要ない。仕事道具を一式入れるのに23Lは過不足ないサイズで、容量と取り回しのバランスが良い。
15インチのPCが入るポケット

メインポケット背面には15インチまでのノートPCに対応したポケットを装備。14インチのノートPCはもちろん、クリアファイルやバインダーに入れたA4サイズの書類も余裕をもって収納できる。仕事柄紙媒体で書類を持ち運ぶことが多いから助かる。
その他ポケットと仕切りはシンプル

メインポケットの後ろには上下2段に分かれたサブポケットがあって、内部には仕切りが2箇所備わる。特筆することもないシンプルな作りで使い心地も普通。
背負い心地も良好

使われているクッションは肉厚で背負い心地も良い。背中にはやや硬めの芯材が仕込まれていて背負った時もリュックの形を保ってくれる。荷物の重さや形状によっては時々芯材がたわんで背中にペコペコした感覚が伝わるけど、通常の背負い心地が良いからトータルでは許容範囲。

3WAYバッグとの比較。3WAYバックパックはこの見た目ながら背面にはクッションが内蔵されていて意外と背負い心地は悪くなかったけど、元々リュック専用品として設計されているファンクショナルバックパックには敵わなかった。
【難点】入手可能期間が短い

リュック本体は4,990円という価格に対して十分すぎるクオリティで特に不満はない。難点としては同型の入手可能期間が短いということ。
ユニクロは同等品を毎シーズンマイナーチェンジして販売することが多いけど、カバン含むグッズ系に関しては1シーズンのみで再販なし、もしくは大幅に仕様変更されて出るパターンが多い気がする。もし気になっているなら早めに判断するのがおすすめ。
手ごろで高品質なリュックを探している人におすすめ

ということで仕事用カバンの座は引き続いてユニクロが担うことになった。予算1万円以下でシンプルなバックパック選びに迷っていたらとりあえずこれを選んでおけば間違いない。
先代のように長く活躍してくれることを期待する。新卒から4年以上支え続けてくれた3WAYバッグとはこれでお別れ。今までありがとう。