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【SECRID ミニウォレット レビュー】スマホのお供。買うならminiモデル。

2021年12月21日

今使っているキャッシュレス財布、STRAPO WALLETが寿命を迎えてしまったから後継機としてSECRIDのミニウォレットを購入した。その購入理由と使い初めの使用感をレビューする。

ここ数年でキャッシュレス決済の普及がかなり進んだこともあって、大抵の決済はスマホで完結してしまう。自分自身財布を使う機会がほとんどない。

財布の必要性が薄れつつある中でそもそも財布を買う必要があるのか、どういう基準でSECRIDを選んだのかをメインにまとめる。

愛用してきたSTRAPO WALLETが瀕死

大学生の時に普通の折りたたみ財布からミニマリスト財布のSTRAPO WALLETに乗り換えて、現在まで3年近く使い続けてきた。カードの取り出しやすさとスマホ並みの薄さに魅力を感じて使い続けてきたものの、そろそろ寿命を迎えつつある。

死因はメイン機能であるカード引き出しギミックの劣化。引き出し用のゴムバンドが伸び切ってしまい、まともにカードを出すことができなくなってしまった。いざ使うときにすぐ取り出せないのは想像以上にストレス。

その他にも小物入れ部分のゴムの伸びや縫製のほつれが目立って限界を感じたから買い換えることにした。

STRAPO WALLETのレビューはこちら。

https://kouritsu-life.com/strapowallet/

財布に求めるのはスマホの補助

とはいえ決済は今やほとんどスマホで完結してしまうから、財布の出番自体が少ない。

決済手段としては財布は完全に脇役。スマホで対応できない時に詰んでしまわないための防衛ラインとして機能している。

この現状を踏まえて自分が財布に求めたのは以下のポイント。

スマホに近いサイズ感であること

財布は出番が少ない脇役だけど、いざという時に無いと困る存在。

必ず持ち運ぶ脇役に必要なのは存在感を限界まで減らすこと。具体的にはスマホ並に小さくて持ち運びが苦にならない物が理想。

STRAPOWALLETは本体サイズがクレジットカードよりやや大きい程度、厚みはiPhone SE程で取り回しがとても良かった。嵩張らずポケットに入れても目立たない大きさが欲しい。

カードが簡単に取り出せること

財布に入れているものの中で最も取り出す機会が多いのはカード類。いざ必要になった時にすぐ取り出せるかが快適に使う上で重要な点。

STRAPO WALLETは前面のカードポケットと引き出しを備えていたこともあって、カードの取り出しはやりやすかった。

カードへのアクセス性が高いこと、具体的には財布を開けるアクションが不要な構造になっている財布が欲しい。

最低限の現金が入ること

もしもの時に備えてやっぱり現金は必要。スマホもダメ、カードもダメな時の最終防衛ラインとして現金を持っておくに越した事は無い。

現金はほぼ使うことがないから、紙幣が入るスペースだけあればいい。小銭入れは厚みが出て携帯性を損ねる可能性がとても高いからいらない。

もし小銭が発生してしまった時は潔く諦めてポケットに突っ込むものとして割り切る。

非接触決済に対応していること

財布に入れたまま定期券、タッチ決済、社員証が利用できるとカードを取り出す必要がなくなるから便利。上の2つより優先度は落ちるけど色々と使い道があるから欲しい機能。

SECRIDはこの要求スペックを全て満たしているから購入を決めた。

SECRID ミニウォレットのスペック

SECRIDは自分の要求を満たしてくれている訳だけど、実際どんな財布なのか。

主な特徴をまとめると以下の通り。

縦横のサイズ感はほぼクレジットカード

SECRIDは財布としてはかなり小さい部類。金属製のカード収納がそのまま縦横の寸法になっているから大きさはクレジットカード並みととにかく小さい。

STRAPO WALLETと比較してみるとこんな感じ。若干SECRIDが小さい。

厚みは約22.5cm程度でスマホ約2台分。STRAPO WALLETより厚みはあるけど財布としては十分薄い部類に入る。

独特のカード取り出しギミック

セクリッド最大の特徴。下のレバーを引くとカードが階段状に飛び出す。財布にギミックが搭載されているのは珍しい。

一見見た目重視のオモチャ的な機能に思えるけど実用性は確か。使用感は後述。

最低限の現金スペースがある

紙幣が収まる収納もしっかりある。薄いプラスチックで挟むだけのとても簡素なものだけど、プラスチックで挟むのに加えて財布本体の折り畳みが保持の役割を果たすから脱落の心配はなさそう。

お札の収納は上の画像のようにそのまま差し込んでも、2つ折りにしても大丈夫。

飛び出るカードの使い勝手は最高

SECRIDがどんな財布化を一通り確認したところで、次は実際の使用感について。

まず、SECRID独自の飛び出しギミックはとても使いやすい。一度これに慣れてしまうと他の財布では満足できない。

飛び出させるために必要なアクション片手でトリガーを引くだけ。

収納しているカードは階段状に出るから、重なったカードを指でほじくり出す煩わしさが無い。一番前か一番後ろが特に取り出しやすいので、よく使うカードはここに入れるのを推奨する。

しまう時は飛び出たカードをそのまま財布に押し込むだけ。

使い始めから終わりまで一貫して操作が簡単で楽。慣れれば片手操作もできる。

耐久性も安心できる

可動ギミックで避けられないのは耐久性の問題。STRAPO WALLETの死因も冒頭に述べた通りカード飛び出しに使うゴムバンドの劣化で、可動部の耐久性は製品寿命に直結する。

少なくともSECRIDはその心配はなさそう。外装はアルミ製で、肝心の可動部分は完全に外装に覆われているから外部からのダメージを受ける心配は少ない。

カードを無理やり詰め込むようなことをしない限りはまず壊れることはなさそうで、普通に使っていれば長寿命が期待できる。 

スキミング防止と非接触決済の両方に対応

SECRIDミニウォレットのカード収納はスキミング防止がある箇所と無い箇所の両方が備えられている。それぞれの利点を活かした運用ができる。

金属ケースはスキミング防止

引用:SECRID公式

 

スキミング防止機能は金属ケースに搭載されている。クレジットカード等の貴重品が詰め込まれている財布のセキュリティは高いに越したことはない。

日本国内でスキミング攻撃を受ける可能性がどれくらいあるのかは分からないけど、ないよりはあったほうが絶対に良い。

クレジットカードやキャッシュカードは金属ケースに入れることを推奨。

Suicaやタッチ決済は革収納で

とはいえスキミング防止機能にも弱点がある。Suicaやクレジットカードに搭載されている非接触決済機能が死んでしまうので利便性が大きく失われる。

SECRIDはそこも抜かりなく考えられていて、革収納部分はスキミング防止機能が無いから非接触決済の利用ができる。

革収納については何度か後述するけど、常に入れっぱなしにして置きたいものを入れておくのに向いている。Suica等交通系ICを入れてパスケース代わりにしたり、タッチ決済専用クレジットカードを入れたりと、固定ポジションの利点を活かせる運用をすると捗る。

2022/01/20追記
革収納の2つのポケットのうち、タッチ決済が利用可能なのはボタンのオス側(SECRIDの刻印がある方)のみ。メス側は金属ケースのスキミングブロックが干渉するようで、財布を閉じた状態だとNFCの認識ができない。

それぞれの考えられる使い道は、オス側に非接触決済を使うカードやSuica、メス側に取り出す機会が少ないもの(マイナンバーカード等)を入れるといいかもしれない。

SECRIDは厚みを一定に保ちやすい

小さい財布で意外に軽視されがちなのが厚み。縦横サイズはとても小さいけど厚みのせいでミニマルとは呼べなかったり、本体サイズは小さい代わりに収納に物を一通り入れただけで膨れ上がってしまったりする財布もある。

厚みにこだわる理由は、ポケットに入れた時にポッコリ膨れて悪目立ちするから。個人的には普段の持ち物はできるだけ少なく、スマホと財布と鍵だけ持って鞄要らずの状態になるのが理想形。

SECRIDは完璧とは言えないものの、厚みに関しては十分実用的な仕様になっている。

厚みに影響が出るのは革収納のみ

SECRIDはメインのカード収納は金属製だから厚みが常に一定。影響を与えるのは革収納部分に限定される。

お札3枚を畳まずにそのまま差し込んだ状態で閉じるとこのぐらいの厚みになる。

パット見た限りかなり膨らんでいるように見えるけれど、この膨らみは指で簡単に押し込める程度のものだから、ポケットに入れてしまえば厚みは何も入れていない状態に近くなる。

お札に折りグセがしっかりついていれば普段からもっとスリムになる。

収納枚数が多いとそれだけ折り畳み部分の厚みが目立ちやすくなるので、通常利用やサイズ感を考えると3枚程度が限界かもしれない。

ボタンの出っ張りがなければ完璧

ミニウォレット唯一の微妙ポイントはボタン部分の厚み。

元々が薄いから大したデメリットではないけどフルフラットならもっと使いやすかった。留め具のおかげで財布の形状が固定されて使いやすい事実もあるのでここはトレードオフ。

小銭入れとしての機能は皆無

現金収納はプラスチックの紙幣入れの他に、革収納を小物・小銭入れとして使うことは一応可能。ただ、あくまでもキャッシュレス前提の財布だからあくまでも緊急用。

留め具がないから小銭がこぼれ落ちたり、革が伸びて外観と収納性が落ちたりととても常用はできない。

やむなく小銭が出たら潔くポケットか別で用意した小銭入れへGO。キャッシュレス財布は現金の取り扱いに割り切りが必要なのは変わらない。

SECRIDはスマホのお供に最適な財布

SECRIDはとにかく小さくて快適に使える構造の財布である一方、カード以外の収納力はそこまで高くない。これだけ聞くと我慢を強いられる欠陥品のように聞こえるけど、実際は真逆。限られた収納に本当に必要なものだけを入れるようになるから持ち物が必然的に減る。持ち物が減ることで身軽になるし、目的のものを探しだす手間も軽減できる。日常生活のストレスが確実に1つ減らせるメリットは大きい。

小さいボディに必要な物を凝縮して持ち物をミニマルにしつつ、必要な時にはサッと取り出して使うことができる。今回の購入目的でもあるスマホの補助ツールとしての立ち位置としてSECRIDはまさにピッタリな財布だった。

キャッシュレス決済を快適にしたい人、ミニマリストを目指している人なら是非検討してみて欲しい。

使い勝手ならミニ。次点でスリム。

最後に購入時に検討した他のSECRIDシリーズの特徴と、ミニウォレットを選んだ理由について軽く紹介して終わる。

SECRIDは機能や構造が異なる数種類のモデルが存在する。

カードスライド(+カードプロテクター、マネーバンド)

引用:SECRID公式

ミニウォレット

引用:SECRID公式

スリムウォレット

引用:SECRID公式

 

ツインウォレット

引用:SECRID公式

 

見出しの通り、個人的にはミニタイプが1番おすすめ。次点でスリムタイプ。

消去法で考えてみる

ツインはカードプロテクター2個装着の大容量モデルで、SECRIDの良さであるサイズ感を殺しているからまず除外。

カードスライドはゴムバンド固定がネック。財布の保持やセキュリティが全て剥き出しのゴムバンドに委ねられているのが怖い。貴重品の詰め合わせにセキュリティ面が不安なものを採用したくないのでこれも除外。

ただ、ハードケースに小銭や小物を収納できる構造はなかなか便利そう。明確に使い道が決まっているなら検討の余地あり。

残るはミニとスリム

この2つの違いは革収納のボタンの有無。ミニはボタンで保持するからセキュリティや形状の安定感で勝り、スリムはボタンがないぶん本体の薄さに軍配が上がる。

コンパクトさを重視するならスリムタイプ。ただ、留め具がないぶん革収納がパタパタしやすい煩わしさや、常に革収納部分が可動して劣化が早まるリスクがある。

多少の薄さを犠牲にしてでもボタンがあるミニウォレットが最適解という結論に至った。

 

SECRID ミニウォレット
created by Rinker
SECRID スリムウォレット
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SECRID カードスライド
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SECRID ツインウォレット
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