気温が上がって革靴の蒸れが気になってきたから,社内履きを買うことにした。
最初は以前から気になっていたオールバーズのスニーカーかスリッポンにしようと思っていたんだけど、10,000円代の出費は中々辛いものがある。代用品を探したところ、GUの「メッシュニットエアリーエスパドリーユ」がかなり良かったから採用。
約1,700円で買えたからとても助かった。
というわけで今回はGUの格安シューズ、エスパドリーユの感想をまとめる。
購入したのは「メッシュニットエアリーエスパドリーユ」の2021SSモデル。名前が長い。価格は1,690円。
GUは商品サイクルが早く,毎年ほぼ必ず商品仕様が変わる。あくまでもこのモデルに対するレビューということを理解してから読んで欲しい。
社内履きに求めるもの
はじめに社内履きへの個人的なこだわりポイントを3つ挙げる。
今の仕事は一日中デスク作業をすることが多いから、足に不快感が出ないようなものが選ぶ条件になる。
これらの条件を全てクリアしているのがGUエスパドリーユだ。
通気性
一番大事な性能が通気性の良さ。
蒸れ蒸れの臭くてベタベタな革靴から逃れるために社内履きに替えるのだから,ここは絶対に妥協してはいけない。
履き心地
一日のうち、歩くより座っている時間の方が長いから、歩き心地よりも履き心地重視。
合皮のような、固い素材を使っている靴は履いているだけで疲れやすいし、存在感が気になってくるから避けたいところ。
キレイ目な雰囲気
うちの職場はスーツ・オフィスカジュアル両方OKで、服装規定は緩めな印象。とはいっても崩しすぎるのはNGだから、革靴の雰囲気に近いデザインが望ましい。
GUエスパドリーユのスペック
GUエスパドリーユの特徴をあげると、この3点になる。
・一日中履いても蒸れない抜群の通気性
・柔らかいニット素材で足に負担がかかりにくい
・細身のシルエットでキレイ目な印象がある
自分が求めていた靴が1,700円で買える。素晴らしい。
GUシューズのなかではけっこういい見た目
GUの靴はソールが安っぽく見えがちで、このエスパドリーユも例に漏れない。ただ、アッパーもソールも暗い色にしてあるから、悪目立ちはしない。ぱっと見で気になるようなところはなかった。
低い細身のシルエットがキレイ。革靴から履き替えても浮いた印象になることはないはず。
蒸れない
本当に蒸れない。
履いた直後の微妙に冷たい感覚がそのまま持続する感じで、長時間はいた後に指を動かしてみてもべたついた感覚は無かった。真夏だとどうなるかはまだ未知数ではあるけど、20℃~25℃の室内なら、汗でべたつく心配はほぼない。
引用:GU公式サイト
GUも通気性を全面的に押し出していて、アッパー、ソール、インソールに通気性重視の素材を使っている。
ソールをよく見ると、横に小さな穴が開いている。この穴がインソールの蒸れ軽減に貢献しているみたい。
足踏みしてみると、微かにインソールから通気している、足裏のスースーした感覚がある。
1,700円クオリティでどれほどの機能性があるのか正直半信半疑ではあったけど、しっかり機能していることが分かった。
脱ぎ履きが楽
GUエスパドリーユはスリッポンのような履きやすい形状であることに加えて、アッパーが伸びるニット素材になっている。
指一本で生地を伸ばせるから、脱ぎ履きがとても楽。革靴に履き替えないといけないシチュエーションにも対応しやすい。
あと、ニット素材だからかかと部分を踏んだまま履いて、スリッパやサンダルのように使うこともできる。そういった意味でも楽で使いやすい。
ニット独特の締め付け感がある
伸びやすいニット素材を使っているから足にフィットしやすいぶん、足の形に合わせてピッタリ付く。足の甲部分の隙間が無いから、多少締め付けられるような感覚になる。自分は好きだけど、好みが分かれそうなところではある。
足裏は普通のスニーカーを履いている感覚。アッパーは厚手の靴下を履いているような感覚だ。
締め付けといっても伸びる素材だから、けっこう足の自由はきく。指をこれぐらい動かすことが可能。
かかとのフィット感は独特。歩き心地は悪くない
歩き心地に関しては、多少の距離を歩き回るなら問題ない程度の性能。大きく関わっているのが、かかと周辺の緩さとソールの感触。
かかと部分は足先や甲部分と対照的に、やや緩めの作り。正確には、ニット素材の締め付けで足首あたりはピッタリでそれ以外が緩い。
脱ぎ履きの項目でも触れたけど、スリッパのように使える反面、スニーカーのようなホールド力はない。激しい動きをすれば簡単にすっぽ抜けてしまう。
インソールも特別歩きやすいようなモノじゃない、いたって普通の感触。
この2つが合わさって、歩き心地は「悪くはない」にとどまっている印象。
防水は期待できない
GUエスパドリーユは通気性に全振りしているから、防水に期待してはいけない。
サンダルと同等のものとして考えた方が賢明。
室内・ワンマイル用途なら超おススメ
革靴っぽく見えるデザインに、通気性全振りのスペック。
メッシュニットエアリーエスパドリーユは完全に室内履き向けのシューズ。
ただ、用途を割り切れば屋外でも十分に使用可能。
自分は特に通気性と履きやすさが気に入ったから、自宅のサンダル用としてもう1足追加購入した。
GUの靴は当たりはずれが激しいイメージだったけど、今回のはかなり当たりだと思う。
ビジネスマンの悩みである足の蒸れが、1,700円払えば対策できるのは非常にコスパが高い。
自分のようなお金のない新社会人でも、手を付けやすい足の臭い対策アイテムとして一度試してみる価値はある。