実は4月から東京勤務が決まった。在籍出向という形で、2年間東京にある別の組織で勤務したあと今の職場に戻る。
首都圏で暮らすのは初めてで、出向先の宿舎に住むことになる。宿舎周辺のエリアは自転車があったほうが何かと便利そうだから購入することにした。まともに自転車に乗るのは高校生以来、約10年ぶりになる。
自転車のことを全く知らない筆者がどういう基準でどうやって自転車を選んだのか、その経緯について共有したい。
乗ったことのある自転車は安いママチャリだけ

まず筆者には自転車の知識が全くない。中学と高校の時に自転車通学はしていたけど、当時乗っていたのは近くのホームセンターで売っていた3段変速付きの安いママチャリ。
通学で特に困ったことはなかったから、自転車なんてどれも一緒だと思ってた。
高校の先生が乗るロードバイクに衝撃を受けた

自転車に関しては1つ思い出があって、高校3年の時に英語の先生が乗ってたロードバイクの速さに圧倒されたのを覚えている。
通学路の信号待ちで偶然一緒になって、信号青からのゼロ発進。先生は涼しい顔で軽く漕ぎ始めたと思ったらママチャリでは考えられないスピードで加速してあっという間に置いて行かれた。その時は負けじと全開の立ち漕ぎをしたのに全然追いつけず、むしろ距離は広がるばかりで唖然とした。
脚力だけではどうにもならないマシンスペックの差を感じて、次の自転車は絶対にいいやつを買おうと思ったほど衝撃的な出来事だった。
当時は高校3年だったのもあって卒業までそのままママチャリで通った。大学生は電車とバス、社会人は自家用車で完結する環境だったから、結局自転車とは無縁の状態が続いて今に至る。
自転車選び、意外と難しい
高校卒業から約10年、久しぶりに自転車に乗るときが来た。あの時の先生のようにいい自転車を買って快適な自転車ライフを送るつもり満々だったんだけど、ちょっと調べると色々現実を知ることになった。
値段が高い

まず最初に思ったこと。いい自転車って意外と高い。
昔乗っていたようなママチャリは相変わらず2万円台で買える一方で、ロードバイクやクロスバイクは本体だけで5万~10万が一般的らしい。自転車が趣味の人には申し訳ないけど「人力だけで動かす乗り物なのにこんなにお金かかるの!?」と思った。
とはいえ次に買うならもっといい自転車を買おうと決めていた以上、ここでケチってママチャリを買うのも気が引ける。
それに動力源の問題もある。2026年で28歳を迎え、徐々に衰えを感じ始めるだろうこの肉体。高校時代のように脚力でごり押しする芸当は無理。通勤と日常の足としてほぼ毎日使う予定だから、移動で無駄に体力を消耗したくない。
悩んだ挙句、高校の思い出補正2割・負担軽減8割くらいの心持りでスポーツ系の車種を選ぶことを決め、予算は総費用8万円前後に設定した。
スポーツ系の車種は実用性捨てすぎ

予算の問題がひと段落したところで次の問題が発生。スポーツ車は実用性を捨てすぎ。
理屈は分かる。速く走りたいなら余計な装備を外して軽量化したほうがいいし、限られたコストを優先的に割り振るなら実用装備よりも走行性能に関わるパーツになるのは至極当然。とはいえ
- 泥除け:雨上がりの運転に必要
- ライト:夜間走行に必要
- 前かご:荷物の運搬に必要
- リアキャリア:荷物の運搬に必要
- スタンド:駐輪に必要
- チェーンカバー:ズボンの保護に必要
こういったママチャリには付いてて当たり前の装備がほとんど無し、良くてオプション装備になっているのはビックリした。まるで軽自動車かレーシングカーどちらかを選べと言われている感覚。その中間が欲しいのに。
欲しいのはママチャリより速いママチャリ
自転車界隈の現実を知ったところで、自分が自転車に求めるものを改めて整理した。その結果が下記。
- ママチャリ以上の速度が簡単に出せること
- 通勤・移動の道具として不足ない装備があること
- メンテナンスが簡単なこと
ママチャリより簡単に速く走れるけど本格的なスポーツ車ほどの走行性能は不要。なおかつママチャリと同等の実用性を持った車種が欲しい。自動車で例えるなら、まさに愛車のスイフトスポーツのような車種がいい。
見た目は二の次。とにかく実用性重視

もう一つ補足しておくと、自転車の見た目には一切こだわらない。色々調べたり近くの自転車で現物を見たりしても特にビジュアルで心に響くものがなかったから、自転車は移動道具として割り切る。
選んだのはブリヂストンのTB1

ここまで自転車のことを全く知らない人間が自転車選びの基準を決めるまでの過程を語ってきた。以降は具体的な車種の話。
結論から言うとブリヂストンの通学・通勤向け自転車のTB1を選んだ。選んだ理由は下記。
- 先人たちのレビュー・カスタム事例が豊富だった
- ママチャリ以上スポーツ車未満の走行性能
- 実用装備が標準&オプションで一通り揃う
- 型落ちモデル(2022年モデル『TB482』)がセールで安くなっていた
後に紹介する没になった車種と比べると、ブログや動画のレビューでどういった使用感なのかが分かりやすかった。あとサイクルベースあさひのオンラインストアで旧モデルが現行より若干安くなっていて、しかも3月のセールで本体と純正オプションがさらに10~20%OFFになっていたのが決め手になった。
初期費用は約81,000円

初期費用は81,000円強で、内訳は以下の通り。金額は全てセール等適用後の当時の購入価格。自転車本体の購入に合わせていくつかAmazonの新生活セールで調達した。具体的には以下の購入リンクで確認してほしい。
| 品目 | 購入価格 | 目的 |
|---|---|---|
| TB1(TB482) | 51,920円 | 2022年の型落ちモデル。現行モデルとの違いはボディカラーのみ。 |
| 前かごキャリア | 3,960円 | 純正オプション。かごを取り付ける台座。 |
| 前かご | 5,940円 | 純正オプション。ステンレス製で錆びにくい。 |
| リアキャリア | 6,160円 | 純正オプション。荷物の固定用。 |
| チェーンケース | 1,980円 | 純正オプション。ズボンの破損防止。 |
| バッテリーライト | 2,999円 | 安全装備。夜間の視界確保用の追加ライト。 |
| ワイヤーロック | 1,599円 | 盗難防止。標準装備の鍵と二重ロックにする。 |
| ミラー | 2,380円 | 安全装備。後方の確認用。 |
| 携帯六角レンチ | 1,674円 | 整備用品。アクセサリーの取り付け等。 |
| スーパー5-56 | 387円 | 整備用品。錆止め。 |
| 腕時計 | 1,540円 | 実用装備。時刻確認専用で自転車に付けっぱにする。 |
| 防犯登録 | 600円 | 必須。 |
| 合計額 | 81,139円 |
本体と純正オプションはサイクルベースあさひのオンラインストアで購入、現地の店頭で受け取る。純正オプションは装着済みでの引き渡しになるから、最低限の装備は揃った状態で乗り出せる。
没にした自転車は3つ
参考として、比較検討の結果没にした車種とその理由を簡単に紹介する。
【没案①】あさひ プレシジョンS

まずサイクルベースあさひオリジナルのプレシジョンS。走行性能と価格のバランスはいい感じな反面、実用装備は最低限。チェーンカバーとカゴは標準・オプションともになし。
社外品の取り付け自体は可能っぽいけど取り付け事例があまり見つからず、適合品のチェック等に不安が残る。その点TB1は純正オプションで全て揃えられる安心感があったからTB1が勝利した。
【没案②】サカモトテクノ コルテス

次にサカモトテクノのコルテス。大手自転車通販のサイマで4万円を切る価格で売られていながら、実用装備が充実しているクロスバイク。ぱっと見は良いパッケージングに見える。重量が17.3kgと重いけど、標準装備が色々付いているならこんなものじゃないかと思う。
ただしこの自転車は他の候補に比べて明らかに情報が少ない。YouTubeやブログでほとんどレビューを見かけず、有識者の意見が不足しているのは心もとない。
コスパなど光る要素があるならおそらく取り上げられているはずで、無いということはそういうことなんだと思う。というわけで没。
【没案③】ブリヂストン LB1 デラックス

最後に同じくブリヂストンのLB1 デラックス。TB1の廉価版のような立ち位置で、デラックスグレードは標準装備が充実している。調べてみるとTB1よりシティサイクル寄りに設定された自転車らしい。TB1と比較すると
- 付属のライトがバッテリー式でメンテが面倒くさそう
- 走行性能に関するパーツがグレードダウンしている
- オプション装備を追加したTB1で実用性は問題なさそう
という感じで、走行性能が高いTB1のほうが目的に合っていると思ったから没にした。
【余談】車は東京に持っていく

ちなみに愛車のスイフトスポーツは東京に持っていく。ラッキーなことに宿舎敷地内の駐車場を相場よりかなり安い価格で借りることができた。クルマは週末のまとめ買いやお出かけ用ビークルとして使う予定。
クルマは一旦実家に置いておいて、引っ越しや仕事が一旦落ち着いてから自走で東京に持っていくことにする。東京でも車趣味を続けられる環境に巡り合えて幸運だった。