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【Keychron B1 pro レビュー】バランスの良い優秀なキーボード

Keychronのテンキーレスキーボード、B1 Proを購入したからレビューする。

筆者はキーボードに対してはそこまでこだわりが無く、とりあえず安く買えて打てればいいやの精神でエレコムの安いBluetoothキーボードを使っていた。自宅の環境的に2.4GHzとBluetooth両方の接続に対応しているキーボードが必要になったからKeychron B1 Proを買ったんだけど、これがとても使いやすかったから自宅用のキーボードとして採用した。

ちょうど時期的に接続方式以外の理由でも新しいキーボードが欲しいと思っていた矢先、キーボード沼に嵌る前にKeychron B1 Proに出会えてよかったと思う。そんなお気に入りのキーボードについて、購入理由と一緒に紹介させてほしい。

これまでキーボードにはあまりこだわりがなかった

冒頭のとおり、筆者はこれまでキーボードにそこまで強いこだわりがなかった。過去の買い替え理由は接続方式とかテンキーの有無とといった機能的なもので、打鍵感がどうとかは全然気にしていなかった。だからこれまでエレコムやロジクールの3,000円くらいの安いキーボードを使っていたんだけど、必要な機能は揃っていたし、普通に打てるから何も不満はなかった。

だから今回エレコムのキーボードから買い替えようと思った理由も上に同じ。Bluetooth接続オンリーだと困ることがあったから、2.4Ghz接続でも接続できるマルチ接続方式キーボードが欲しいと思ったのがきっかけだった。

ノートPCのキーボードが思いのほか打ちやすかった

ただ、上に書いた理由とは別でキーボードを乗り換えたいと思う理由ができた。きっかけは今年4月の引っ越し。引っ越ししてしばらくの間はノートPC1台で生活していたんだけど、その時にノートPCに付いているパンタグラフ式キーボードが思いのほか打ちやすいことに気付いた。ちなみに使っているPCはLenovo Yoga Slim gen 10。

その後は自宅に残してきたPC環境を東京の宿舎に持ってきて、ずっと使っていたエレコムのメンブレン式キーボードを使ってみるとどうにも馴染まない。ブニュブニュした打ち心地とキートップの高さが気持ち悪くて文字が打ちづらい。

ノートPCだけで生活していたのは約2か月と短い期間だったけど、この短期間でもそう感じてしまうほどに薄型のパンタグラフ式キーボードは馴染みが良かった。

買い替えの検討はこの記事でも少し触れている。

キーボードに求める条件

そうした出来事を踏まえて、筆者がキーボードに求める条件をまとめると以下の通り。

  • テンキーレス(ノートPC配列、75%レイアウト)
  • 2.4GHz接続とBluetooth接続の両方に対応
  • 薄型パンタグラフ
  • 標準的なキー配列

仕事柄テンキーは左に置きたい&マウスの操作領域を広くしたいからキーボード本体には不要。テンキーは廃盤になったMicrosoft Number Padを使っている。自宅のキーボードは複数のPCに繋ぎたいのと、接続の安定性も欲しいから2.4GHzとBluetoothの両対応は必須。

そして打ち心地に関する部分は上に書いた通り。あとキー配列はできるだけ標準的なものがいい。筆者は事務職をしていて職場では長時間社用PCを使うから、どんな環境でも融通が利くようにしておきたい。

購入候補は3機種

この条件で探した結果がKeychron B1 Proなわけだけど、ほかに2機種候補に挙げていたものがあるから簡単に没にした理由を解説する。

候補1:ロジクール MX Keys Mini

出典:Logicool公式 MX Keys Mini

薄型テンキーレスのおすすめとしてよく出てくるロジクールのMX Keys Mini。恐らくKeychron B1 Proの元ネタ。

ビックカメラで実物を触ってみて打ち心地や質感は立派だと思った。ただしお値段も立派で16,000円以上する。さすがにキーボードに1万以上はきつい。せめてアンダー1万にしたい。でも条件は満たしているし品質は良いのは事実。ほかに選択肢がなかった時の最終手段にしていた。

候補2:エレコム Precisionist ミニサイズ

出典:エレコム公式 Precisionist mini

エレコムの高級パンタグラフキーボード。打鍵感と機能性にこだわったという謳い文句で、質感は従来使ってきたエレコムの安物より1ランク上な装い。価格は6,000円台。MX Keys Miniの隣に展示されていて、MX Keys Miniには及ばずとも機能や質感は問題なさげ。

決して悪くはなかったんだけど、筆者にはキー配列が致命的すぎた。どういうわけかテンキーレス仕様となるミニサイズ版ではEnterキーの横にPage Upなどのキーが1列並んで鎮座している。しかもフルサイズのように間隔を広くとってゾーニングしているわけでもなく、他のキーと同じ間隔で配置している。絶対押し間違える。

実際、展示品を試打した時点で違和感がすごかったから没にした。これさえなければ買っていたかもしれないのに、なんでこの仕様にしようと思ったのか理解に苦しむ。

候補3:Keychron B1 Pro

出典:Keychron B1 Pro コストコ販売ページ

そして今回購入したKeychron B1 Pro。MX Keys Miniに近い外観と機能を持ちながらも、価格はその半額で約7,000円。ただしKeychron製品は近くの実店舗で展示品全く見かけなかった。だから合わなければ返品して、諦めてMX Keys Miniを買おうという思いで購入した。

Keychron B1 Proの概要

ここからが本題で、まずはスペックから。参考として、購入候補だったLogicool MX Keys Miniと比較する。

Keychron B1 ProLogicool MX Keys Mini
価格
(2026年7月時点の直販価格)
6,930円16,700円
接続方式2.4Ghz1台、Bluetooth3台、有線1台Bluetooth3台、Logi Bolt
電源リチウムポリマーバッテリー(800mAh)リチウムポリマーバッテリー(1500mAh)
重量424g506.4g
キータイプパンタグラフパンタグラフ
駆動時間最長8ヶ月最長5ヶ月
バックライトなしあり
サイズ高さ130mm×幅296mm×奥行14.5mm高さ131.95mm×幅295.99mm×奥行20.97mm
キーピッチ19mm(実測値)19mm
キーストローク1.5mm(実測値)1.8mm
キーマッピング対応対応

基本的なスペックは近い。主な違いは有線接続の有無と価格差。KeychronはLogicoolより約7,000円も安い。価格に対する機能を見ると、Logicoolが高いというよりもKeychronが安いという印象を受ける。

あとは公称値で比較するとKeychronはLogicoolの約半分のバッテリー容量ながらLogicoolより3か月もバッテリー持ちが良い。とはいえバッテリー持ちはメーカーの測定条件が異なるとか、バックライトの有無とか、想定するユーザーの使い方とか色々と前提が違うからあまり参考にはならない。どちらも1回の充電で長期間使えることには変わりないという認識でOK。

キーピッチ、キーストロークはKeychron側に公式値が載っていなかったから実測値。筆者の体感では1.5mmと1.8mmも使用感は特に変わらないと思った。

Keychron B1 Proの外観はシンプル

B1 Proの外観はシンプル。筐体のガンメタ塗装とキーのハーフマットな仕上げで安っぽさは感じない。写真だと青っぽい色味だけど実際はもっと純粋なシルバーの色をしている。

キーはカナ印字なしですっきりした見た目。かな印字無しのキーボードはこれが初めて。特に見た目を気にしたことはなかったけど、見た目がスッキリして結構良い。この先かな入力は使うこともないから全然困らない。B1 Proのキーパターンは今回購入したJIS配列・かな印字無しのほかに、JIS配列・かな印字あり、US配列がある。

上部にはCaps Lock、接続切り替え、充電のインジケータがある。光り方は上品で目障りにならない。

天面には2.4Ghz/Bluetooth/Type-C接続の切り替えスイッチ、Windows/Macのモード切り替えスイッチ、充電・有線接続用のType-Cポートがある。スイッチは機能が明記してあって分かりやすい。

本体には約3.2度のわずかな傾斜が付けられている。角度調整は非搭載。ピンボケで見づらくて申し訳ない。

キートップにはわずかな凹みがあって、指のフィット感を高めるような仕上げになっている。

重量は424gで、このサイズのキーボードにしてはずっしりとした印象。モバイル用途はできなくもないけど重量には要注意。

接続方法は2.4GHz、Bluetooth、有線の3種類

B1 Proの接続方式は2.4GHz、Bluetooth、有線の3通り。一般的な接続方式が全て使える。2.4GHzは付属のレシーバーで1台、Bluetoothは3台、有線はType-C接続で1台に接続可能。

2.4Ghzのレシーバーは本体に格納スペースがないから管理が面倒。レシーバーにKeychronと書かれているから見分けはしやすいけど、収納できればより使いやすいかったのにと思う。

ちなみに有線接続用に付属するケーブルはType-C to C。Type-CをType-Aに変換するアダプタも付いてくるけど、Type-CからType-Aへの変換はUSB-IFの規格違反。

使うならB1 Proの接続専用にして、他の用途に流用するのは避けたい。

Keychron B1 Proは落ち着いた打鍵感

B1 Proの打鍵感は静かで落ち着いた印象。

パンタグラフらしいクリック感と反発力は感じつつも、打ち心地や打鍵音は角が取れたようなしっとりした感触。「パチパチ」「ペチペチ」といった耳に残る高音が抑えられていて、「トテトテ」「テチテチ」といった感じのうち心地。静音ではあるけどメンブレンとは違って打った感触がしっかり伝わる。メンブレンの高い静音性とパンタグラフの打鍵感の良いとこどりな打鍵感だと思う。

キーのわずかな窪みも快適なタイピングの助けになっていて、指の腹にフィットして指馴染みが良い。

総じて不快感がなく、長時間安定してタイピングができる仕上がりになっている。

付属のシリコンカバーは使ってはいけない

ちなみにB1 Proには専用のシリコンカバーが付属するんだけど、これは間違っても使ってはいけない。

専用形状でフィット感は抜群、ホコリや汚れはバッチリ防げる。その代わり打ち心地が壊滅的になる。ノートパソコンの打鍵感を知る前の筆者基準でもこれは無理と感じるレベル。指に吸い付く感触で常に違和感があるわ、打鍵感は静音仕様のメンブレンキーボード以下だわ、カバー自体に汚れが付きやすいわとデメリットがでかすぎる。

なぜこのカバーを付けようと思ったのか理解に苦しむ。

キーマッピングの自由度が高い

B1 Proの特徴的な機能がキーマップの変更。

PCと有線接続してから専用のページにアクセスするだけで簡単に設定を弄れる。UIも分かりやすくて初心者にも親切。

B1 Proが凄いのはキーマッピングの自由度の高さ。筆者が調べた限りだと割り当て可能なキーや割り当て機能の制限が存在しない。正真正銘、好きなキーに好きな機能を割り当てることができる。割り当てられる機能も豊富で、マクロの割り当てからレイヤー変更までもが可能。

しかもキーマッピングの設定はキーボード本体側に保存されるから、他の環境にキーボードだけ持ち出しても自分好みの設定で使用できる。職場のセキュリティでソフト導入ができないからカスタム環境が使えない、ということも起きない。

この自由度は素晴らしいと思った。

筆者の変更は最低限

使いこなせば便利そうな機能ではあるけど、筆者はあくまで普通のキーボードとして使いたいからカスタムは最小限に留めた。変えたのはこの2箇所だけ。

  • 右側command/altキー(ローマ字入力キーの位置)をローマ字かな入力キーに変更
  • E/Jキー(半角/全角キーの位置)を半角英数入力キーに変更

日本語と英語の切り替えを独立させて、より快適に切り替えができるようにした。

バッテリー持ちは十分良い

バッテリー持ちは公称1,200時間。単純計算で50日間の連続使用に耐えるバッテリー持ち。1日数時間使う運用ならおそらく3か月以上は余裕で持つと思う。

経年でバッテリーが劣化してもそこそこ長く使えそうで安心。筆者は充電式マウスと一緒に使っているから、マウスの充電ついでにちょこちょこ充電している。今のところバッテリーで困ったことはない。

Keychron B1 Proはバランスの良い優秀なキーボード

Keychron B1 Proは価格に対して優秀な性能を持った、とても使いやすいキーボードだった。とにかくバランスが良くて隙が無い。約7,000円という高すぎない価格に対して、快適な打鍵感、キーマッピング、程よいコンパクトサイズと、使用時のストレスを感じにくい要素が満遍なく手に入る。

安易に「コスパ最強」という表現を使うのは避けているけど、Keychron B1 Proについてはこの価格帯なら文句なしで最高級のコストパフォーマンスを持った、とても良いキーボードだと言える。

筆者としては接続方式や打鍵感などの問題がこれで諸々解決できて大満足。新たな自宅用キーボードとして使い倒していきたい。

職場用もパンタグラフ式に買い替えた

出典:エレコム公式 無線超薄型ミニキーボード

ちなみに職場では自宅と同じエレコムのメンブレンの2.4Ghz版を自席用で使っていたけど、B1 Proへの買い替えに合わせて職場用も新調した。職場では社用PC1台に接続できればいいからB1 Proはややオーバースペック。そこで職場用にはエレコムの薄型パンタグラフ式キーボードとテンキーを買った。職場近くのビックカメラにて、2つ合わせて4,000円弱で購入。

全体的な質感はさすがに価格相応でB1 Proには劣る。とはいえ薄型パンタグラフの打鍵感はメンブレンより断然良いからこれも買ってよかった。B1 Proの機能が不要ならこれもアリ。

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