モバイルバッテリーをはじめ、安価かつ高性能な製品を次々と出しているAnker。
大学に入学した時期にその存在を知り、大学生活の電子機器周りはほぼすべてAnkerと化した。初めて買った完全ワイヤレスイヤホンもAnkerのLiberty Neoだ。
これまでLiberty Neoをずっと使ってきたけど、水没してしまいお亡くなりになってしまった。後継機を求めていたとき、ちょうどセールで安くなっていたのでLife P2を購入。数か月使用したレポートとして書いていく。
5000円で汎用性高い機能てんこ盛りスペック
特筆すべき点はこの4つ。
・低遅延高音質のaptX規格に対応
・USB Type-C 充電
・快適な通話性能
・イヤホン本体7時間、ケース込み40時間の長時間駆動
これらを5000円前後の完全ワイヤレスイヤホンでこれらすべてを満たしているものはなかなか存在しない。
充電・バッテリー
ケースの充電はType-C対応。5000円の価格帯だとまだまだmicroUSBの製品も多いなかでこれはうれしいポイント。今後USBはType-Cが主流になってくるだろうから、充電ケーブルの種類が無駄に増えないのは助かる。
イヤホン本体は最大7時間、ケース込みで40時間駆動と、通常使用する分には全く気にならないほどの駆動時間を実現してくれている。
ただ、ケースのバッテリー残量を示すLEDが1つしか搭載されていない。充電量が少なくなったら赤く点灯して教えてくれるんだけれど、無くなりかけのところで通知されてもちょっと困る。やっぱり残量LEDは3つは欲しい。
サイズ感
ケース
やや大きめのように感じる。ズボンのポケットに入れて携帯するのは厳しいレベル。比較対象としてメガネを置いてみたけど、ほぼ同じ厚みがあるのがわかる。
外出時は、長時間駆動の強みを活かしてイヤホンだけ持っていくか、素直にカバンに入れることをおススメする。
イヤホン
うどんタイプのスリムな形状で、そこまで大きいとは感じない。AirPodsを持ってないので、代わりにiPhone付属のアップル純正有線イヤホンを並べてみた。
こうして並べると一回りほどLife P2の方が大きく見えるけれど、実際装着すると大きさは感じさせないつくりになっている。イヤホン自体が軽量なのでストレスフリー。
使用感
装着感
ストレスをほぼ感じない の一言に尽きる快適さ。フィット感の良さと軽さが効いて、付けてることを忘れるレベル。長時間付けてると耳が蒸れて少しかゆくなることがあるけど、これはカナル型イヤホンの宿命なので仕方ない。上にも書いたように、装着感がめちゃくちゃいいので無視できるレベルではある。
操作性
側面のロゴが描かれている物理ボタンで操作する。指で押すときに若干の圧迫感は感じるものの、そこまで気にならない。タッチ式操作に比べ、確実に操作していることが分かるのは物理ボタンの良いところ。
一つ気になるのは、イヤホン下部についてるLED。これは主にペアリングモードの時や、接続時に音声が停止しているときに光る。こいつの光り方がやけにまぶしい。
特に就寝時など、暗がりで使うことがある人は外した時に煩わしいと感じるかもしれない。
装着しているときは全く気にならない、というか点いてるかすら分からないので、点灯の必要性を感じない。このLEDはなくてもいいと思う。
音質
Liberty NeoやiPhone純正イヤホンといった、5000円未満の低価格帯のイヤホンしか使ったことがない人間なので、その点を留意して参考にしてほしい。
aptXに対応しているので、遅延は全く感じさせない。
音楽を聴くぶんには十分なレベルで良い。低音やや強めだけどフラットな感じの音で、聞き疲れることはない。
通話もクリアな音質で実用レベル。通話やオンライン会議で毎回使っているが、聞こえにくいと指摘されたことは一度もない。
音楽鑑賞、通話、ボイチャしつつゲーム(FPSとか)といろいろな場面で使ったけど全く不便に感じることはなかった。
良いとこ悪いとこまとめ
ここまでいろいろと書いてきたけど、まとめると以下のようになる。
良いところ
・フィット感の良い快適な装着感
・バッテリーをほぼ気にしなくて良い長時間駆動
・快適に通話できるレベルの音質
・Type-C充電
悪いところ
・ケースが大きい
・眩しいLED
必要なところをしっかり押さえてる名機
悪いところはあるけれど、致命的なレベルではないのでそこまで気にならない。音質や通話品質といった重要な部分は良かったので尚更。
5000円程度の低価格帯でここまでのスペックを詰め込んでくれたのはマジですごい。迷ったらとりあえずコレといって良いほどに死角が無く、多くのニーズを満たしてくれると思う。
特に安いワイヤレスイヤホンを探している人、初めて買う人に自信をもっておススメできる完成度のイヤホンだった。
今後しばらくはLife P2をメイン機として使い続ける予定。