Ankerの新型完全ワイヤレスイヤホン、Soundcore Space A40を購入したのでレビューする。
Soundcoreの新シリーズとなる「Space」のイヤホンとして発売された。
正直Ankerは現時点でイヤホン出し過ぎと思うほどのラインナップが多いから、そこに新しいシリーズを追加されても違いがよくわからない。
他シリーズとの方向性の違いを確認しつつ、Space A40のスペックと競合となる製品たちと比較する。
Spaceシリーズは機能性重視
Soundcoreブランドのイヤホンは「Soundcore」の後ろにある単語がその製品の属するシリーズ名になっている。シリーズのざっくりとした特徴は公式の「完全ワイヤレスイヤホンの選び方」ページに記載されている。
公式で確認できる情報から分かるシリーズごとの特徴はこんな感じ。
シリーズ名 | 方向性 |
Liberty | 音質重視の上位モデル |
Life | カラバリやデザインで選べるカジュアルモデル |
Space | 機能性マシマシの実用重視モデル |
大まかにLibertyとLifeの2つに大別されて、そこにSpaceが追加になったという形。ただしこの区分けも結構曖昧で、上位モデルのはずのLibertyでLifeよりも安い製品があったり、Lifeは性能や機能がまちまちでこの表に当てはまらない製品があったりと、現行ラインナップはカオスな状態。
価格と機能的に、Spaceの立ち位置は恐らくLife以上Liberty未満だと思う。
機能性については後述するけど、Space A40の特徴は主に以下の3つ。
・最大50時間稼働の長時間バッテリー
・最上位機種と同等のノイキャン搭載
・Ankerノイキャン搭載イヤホン内で最小サイズ
個人的には、完全ワイヤレスイヤホンには音質より機能性や実用性を求めるから、これからの展開に期待できるシリーズ。
Soundcore Space A40のスペック
Space A40は実用面に影響するスペックと付加価値がてんこ盛りになっているのが特徴。
自分のメインイヤホンであるLiberty Air 2 Pro、過去にレビューした高コスパ機のLife P3と比較を交えつつ紹介する。
Liberty Air 2 ProとLife P3のレビューはこちら。
ほぼ同価格、現在自分がメインで使っているLiberty Air 2 Proとの比較スペックは以下の通り。
Space A40 | Liberty Air 2 Pro | |
参考価格 | 12,990円 | 12,980円 |
重量 | 約4.9g(イヤホン片耳) 約58g(ケース込み) |
約62g(ケース込み) |
防水規格 | IPX4 | IPX4 |
再生可能時間 | 最大10時間(イヤホン) 最大50時間(ケース込み)※ノイズキャンセリング時 最大8時間(イヤホン) 最大40時間(ケース込み) |
最大7時間(イヤホン) 最大26時間(ケース込み)※ノイズキャンセリング時 最大6時間(イヤホン) 最大21時間(ケース込み) |
充電規格 | USB Type-C / ワイヤレス充電 | USB Type-C / ワイヤレス充電 |
充電時間 | 約2時間(イヤホン) 約3~約3.5時間(ケース) |
約1時間(イヤホン) 約2~約2.5時間(ケース) |
Bluetooth | 5.2 | 5.0 |
コーデック | SBC / AAC / LDAC | SBC / AAC / LDAC ※LDACはアップデート必須 |
その他機能 | ・マルチポイント接続 ・ウルトラノイズキャンセリング2.0 ・外音取り込み ・アプリ対応 ・Hear ID対応 ・片耳再生対応 ・ゲームモード対応 ・自動電源オフ ・イヤホンを探す ・風切り音の低減 |
・装着検知 ・ウルトラノイズキャンセリング ・外音取り込み ・アプリ対応 ・Hear ID対応 ・片耳再生対応 |
主な違いは
・バッテリー持ちの強化
・マルチポイント接続追加
・ノイキャン自動調整の有無
・装着検知の有無
になる。
バッテリー持ちの強化
完全ワイヤレスイヤホンのバッテリー持ちは5時間~8時間前後、ノイキャンONなら5時間程度が普通。これでも十分すぎるんだけど、Space A40はさらにバッテリー持ちを強化して10時間、ノイキャンONなら8時間使える。
8時間もぶっ通しで使うことは稀だからオーバースペックに思うかもしれないけど、バッテリー持ちに余裕があると1~2年使ってバッテリーが劣化しても、通常の利用範囲ならその影響を感じにくい。
長期間の使用でも快適な使用感が維持できるから、バッテリー持ちは長いほどメリットになる。
マルチポイント接続
Space A40は最大2機の端末に同時接続できる、マルチポイント接続を搭載。今回この機能が欲しくて購入したといっていいほどの超便利機能。
複数台の端末を併用する人向けの機能で、いちいち機器ごとにBlueTooth接続をし直す必要がなくなる。
自分は主にiPhoneとiPadあと時々Windowsで使う機会があるから、再接続の手間が減るのは大事なポイント。AppleのAirPodsにも同等の機能が備わっているけど、Apple端末限定なのが欠点。あと高すぎる。
ノイキャン自動調整の有無
Space A40のノイキャンは「ウルトラノイズキャンセリング2.0」を搭載。これは最上位モデルのSoundcore Liberty 3 Pro(17,800円)に搭載されているものと同じ。
Liberty Air 2 Proには前世代となる「ウルトラノイズキャンセリング」が搭載されている。2.0との違いはノイキャンの自動調整。
今までは交通機関、屋内、屋外、カスタムの4つのモードが用意されていて、切り替えはイヤホンの操作かアプリを使って手動で行う必要があった。2.0ではイヤホンが周囲の音や環境を自動で判別して、最適なノイキャンの状態に自動で調整してくれるようになった。
Liberty Air 2 Proのノイキャン性能はとても強力で満足していたんだけど、外を歩く時に交通機関モードでは自動車の音は消えるけど風切り音が目立ち、屋外モードではその逆の現象が発生していて、微妙に融通が効かないことに少しだけ不満を感じていた。ノイキャンを常にONにして使っている身としては有り難い機能。
装着検知の有無
Liberty Air 2 Proから1つだけ無くなった機能は装着検知の有無。イヤホンを耳から外すと自動で一時停止、装着すると再生してくれる。
あると地味に便利だけど、止める必要が無いのに止まってしまったり、時々ちゃんと反応しなかったりということもあったので一長一短。個人的には無くても困らない機能かなと思う。
ただ、過去にLiberty Air 2 Proがアップデートで操作カスタマイズ項目が増えたり、LDACコーデックに対応したりすることがあったから、Space A40にも今後追加されることがあるかもしれない。
外観はとにかくコンパクト
Space A40のサイズはケースも本体もとても小さい。
今メインで使っているLiberty Air 2 Proもかなり小型かつ薄型で満足していたけど、厚みはほぼそのままで、
若干横長にしつつも全体的にもっと小型化している。
重量もつけていることを忘れる軽さ。
ここに10時間バッテリーが入っているんだから技術進歩ってすごい。
ケースはLiberty Air 2 Proと似た感じのマットな仕上げ。ただし質感はLiberty Air 2 Proに比べるとマット仕上げのコーティング層が若干薄いのか、プラスチック感が多少ある。
具体的には底面が机と擦れた時の音が違う。Liberty Air 2 Proは音がしないんだけど、Space A40は擦れる音がはっきり出る。層が薄いぶん、Space A40はLiberty Air 2 Proより若干傷が付きやすいかもしれない。
イヤホン本体もケースと同じで、サイズはSpace A40、質感はLiberty Air 2 Proが勝る。
サイズはSpace A40の圧勝。
Liberty Air 2 Proの長い部分、所謂耳うどんを無くしたような形状。
質感はシルバーのタッチセンサー部分を除いて、Life P3に近いピアノブラック調のツルツルのプラスチック。指紋や手垢が目立ちやすいのが気になる。
全体がマット仕上げで汚れが目立ちにくいLiberty Air 2 Proに比べると若干質感は落ちるように思える。
高い完成度のアプリ
設定やカスタマイズを行うSoundcoreアプリの完成度は相変わらず高くて操作しやすい。
製品ごとに何故かアプリのUIが微妙に変わるんだけど、Space A40は主要機能が1ページにまとめられていて特に分かりやすい。説明もシンプルかつ解説画像つきだから直感的に分かる。
ウルトラノイズキャンセリング2.0は優秀
Ankerのノイズキャンセリングは前のモデルからかなり強力だけど、ウルトラノイズキャンセリング2.0を搭載したSpace A40は、ノイキャンに関する全体的な性能が従来モデルから進化している。
ノイキャンはシンプルかつ強力に
今までは交通機関、屋内、屋外、カスタムの4つのモードを手動切替するようになっていたんだけど、2.0ではノイキャンの効きは強・中・小とシンプルな3段階設定になった。
ノイキャン自動調整をONにした場合、周囲の環境に応じて自動的に段階が切り替わる。
ノイキャンの強さはLiberty Air 2 Proとあまり変わらない印象で、低音はほぼ完全にカット、高音はかすかに聞こえる~不快に感じないぐらいのカット量。劇的な進化はないものの、Liberty Air 2 Proのノイキャンはかなり強力で大満足だったから不満に感じることはない。
主に違いが感じられたのはホワイトノイズ。Liberty Air 2 Proは耳を澄ませるとかすかに「サー…」というホワイトノイズが聞き取れたんだけど、Space A40はホワイトノイズの発生はほぼゼロで、より完全な無音に近くなった。下にも書いているように、自然に聞き取れるような調整がされているみたい。
ノイキャンの切り替えが自然
次に違うと思ったのはノイキャンの切り替え。
Liberty Air 2 Proではモード間の切り替わりが唐突というか、切り替えがはっきり分かるような処理だった。分かりやすい反面、外音取り込みになった瞬間に耳に入ってくる音量がいきなり大きくなってびっくりする、といったことも時々あった。
Space A40のノイキャンはモード間の音の切り替えがなめらかになっていて、より自然に違和感なく音量に慣れることができるようになった。特段使い心地に大きな影響は与えないところではあるんだけど、2.0への進化を感じられるところだった。
外音取り込みは本来の耳の聞こえ方に近い
ウルトラノイズキャンセリングの範疇に入るか不明だけど、外音取り込みも違和感を感じない、イヤホンをしていない感覚に近くなった。繰り返しの表現になってしまうけどノイキャンの効き、切り替えと同じく仕上げがとにかく自然になっているので使っていても疲れない。
風切り音低減はそこそこ
風切り音の低減はノイキャンとは別枠で設定画面から設定できるようになっている。カット量はノイキャンほどではないものの、風が強く吹いていても音楽が聞きやすい状態にまでは持っていける。
ノイキャンと風切り音低減を併用することで、外を歩くときにはLiberty Air 2 Proより静かな環境で音楽を聴くことができるようになった。
音質は低音寄り
音質レビューは自信ないけど感じとれた範囲で伝える。
Space A40の第一印象は低音重視で、Liberty Air 2 Proと音質はほぼ同じか若干落ちるくらいかも、と思った。Liberty Air 2 Proはよりフラットな印象でどの音も聞きやすかったから、イコライザをいじらない初期状態なら個人的にはLiberty Air 2 Proが好き。
ただし両方イコライザを弄ることで音質が大きく変わってくるから、聞こえ方が気になるなら好みの音に調整すれば問題ないポイントではある。
イコライザはHear ID対応
Ankerの上位モデルの例に漏れず、Space A40も自動イコライザ機能「Hear ID」に対応するから、自分の耳に合った音をイヤホン側が作ってくれる。
Hear ID聴力検査のようなビープ音が聞こえるかどうかを計測して、聞こえにくい音を目立たせたり、聞きやすい音は主張を抑えたりすることで全体のバランス取りをしてくれる。
Hear IDの計測結果をもとに更に手動調整する事も可能。自分は今回Liberty Air 2 Proの音に近づけるために、Hear IDの調整から少し変えた。
手動イコライザ調整をしたのは久しぶりな気がする。
マルチポイントは使いやすいが注意点あり
個人的に一番楽しみにしていたマルチポイント機能。アプリの使い勝手の良さも合わせて使い勝手は超快適。接続も安定しているし、一度これに慣れてしまうとマルチポイント無しにはもう戻れない。
マルチポイントの設定は簡単で、1台目の機器に接続している状態でペアリングモードに入り、2台目の端末でペアリングするだけ。これで1台目と2台目で同時接続ができる。
アプリの接続先管理機能が便利
接続先はアプリを使って管理ができる。一度登録すればアプリに記録されるようになっていて、アプリから一覧形式で接続先を自由に変更できる。これがあるおかげで各端末からいちいちBlueTooth設定を開いて接続する手間がかからない。
ペアリングリセットがイヤホン単体でできる
接続先の追加もとても簡単。追加したいときは両耳のタッチセンサーを約3秒間触り続けることでペアリングモードになる。従来のモデルは再ペアリングするときにはケースに戻してケースのリセットボタンを長押しする作業が必要だったけど、Space A40はこの作業がイヤホン単体で完結するようになった。
接続がおかしいときの復旧も基本は上記と同じ方法で、イヤホン単体で行えるからトラブル時の面倒さが減った。
再生切り替え時の注意点
便利なマルチポイントだけど、使って分かった注意点が2つほどある。
まず2台の端末で音声の同時再生はできない。再生元を切り替えるには、イヤホンで再生中の音声を一度全て停止する必要がある。
次に、再生元となる端末の切り替えは一時停止から約5秒ほどイヤホン側の切り替え処理を待つ必要がある。
若干の処理待ち時間が発生することになるので、頻繁に再生元を切り替える使い方をするときは注意。
その他細かい機能
アプリから利用できる色々な機能たち。
ゲームモード
公式の商品ページ、取扱説明書に記載が全く無い機能その1。ONにするとゲーム向けのイコライザに調整されるのか、若干聞こえ方が低音寄りに変わる気がする。遅延の違いはあまり分からず。
Life P3と同じゲーム向けイコライザ、低遅延になっているのかは不明。
元々完全ワイヤレスイヤホンは遅延等の都合上ゲーム向けではないから、おまけ程度に捉えておけばいいと思う。
イヤホンを探す
公式の商品ページ、取扱説明書に記載が全く無い機能その2。イヤホンから音を流して、在り処を教えてくれる。
Life P3にも搭載されていた機能だけど、Life P3のそれは音量は小さいし分かりづらいビープ音だからほとんど使いものにならなかった。
Space A40はそれなりの聞こえる音量が出るようになり、音も着信のようなメロディが流れるようになった。聞き取りやすさが格段に上がったので実用的なレベルになったと思う。
装着テスト
Ankerの上位モデルに搭載されているイヤホン装着状態のチェック機能。付け方、イヤーピースの調整等が最適か教えてくれる。
自動電源オフ
BlueTooth接続が切れるとSpace A40の電源が自動で切れる。ケースに入れず放置してバッテリーが完全に空になる状態を防げるのでバッテリーの保護になる。
道具としての総合力が高い。主な競合はLife P3
Space A40は実用的な道具としての性能が非常に高い。音質はそこそこ楽しめるレベルでで十分、強力なノイキャンや便利機能がたくさんついたモデルが欲しいならこれを選べばOK。
特に、まともな性能とサポート体制が整っているメーカーから出ている完全ワイヤレスイヤホンの中で、13,000円でマルチポイント機能がついている製品は希少。
Liberty Air 2 Proからの順当な進化で文句なしのスペックだったから、自分のメインイヤホンはLiberty Air 2 ProからSpace A40に乗り換えることに決めた。
完全ワイヤレスイヤホンを便利な道具と捉えた時に必要な機能全部盛りで、この価格に抑えて出せるのはさすがAnker。あとはラインナップの差別化をちゃんとしてくれれば完璧。
※Space A40は発売キャンペーンで、数量限定20%還元を実施しています。
Space A40との競合
Space A40はコスパが高い良いイヤホンなんだけど、同じくコスパ重視のモデルにはLiberty Air 2 ProとLife P3がある。
Space A40と比較してほぼ同価格のLiberty Air 2 Pro、約4,000円安いLife P3、選ぶポイントはどこになるのかを最後に考える。
Liberty Air 2 Proは強みが少ない
Space A40、そしてLife P3がある現在、Liberty Air 2 Proをあえて選ぶ理由は少ない。
元々、約4,000円安くてほぼ同等の機能とノイキャンがあるLife P3の登場で存在意義が一度怪しくなった後、LDAC対応アップデートで一応の差別化が図られ、なんとか音質重視の上位モデルとして立ち位置を確保したLiberty Air 2 Pro。
そこに基本スペックや機能性はほぼ完全に上位互換、LDAC対応のSpace A40が追加されたために、Liberty Air 2 Proの立ち位置が更に無くなってしまった感が否めない。
残された差別化ポイントはこの4つ。
・片手で開けやすいケース
・着脱検知
・マットな質感のイヤホン本体
・グラミー賞受賞音楽プロデューサーのプリセットイコライザ
実用面で考えると、ケースの開けやすさは圧倒的にLiberty Air 2 Proが上だし、着脱検知は一長一短だけどあれば便利。ただしその代わりに失うものがあまりにも多すぎる。
よほどデザインにこだわりがない限りはSpace A40を選んだほうが無難。
価格重視ならLife P3もあり
残るはLife P3。Life P3には約4,000円の価格的なアドバンテージがあり、基本性能も上位モデルのLiberty Air 2 Proに匹敵する。コスパはかなり高い。
Space A40との価格差約4,000円で得られる機能が欲しいかどうかが分かれ道になる。
Space A40 | Life P3 | |
参考価格 | 12,990円 | 8,990円 |
重量 | 約4.9g(イヤホン片耳) 約58g(ケース込み) |
約62g(ケース込み) |
防水規格 | IPX4 | IPX4 |
再生可能時間 | 最大10時間(イヤホン) 最大50時間(ケース込み)※ノイズキャンセリング時 最大8時間(イヤホン) 最大40時間(ケース込み) |
最大7時間(イヤホン) 最大35時間(ケース込み)※ノイズキャンセリング時 最大6時間(イヤホン) 最大30時間(ケース込み) |
充電規格 | USB Type-C / ワイヤレス充電 | USB Type-C / ワイヤレス充電 |
充電時間 | 約2時間(イヤホン) 約3~約3.5時間(ケース) |
約3時間(ケース) |
Bluetooth | 5.2 | 5.0 |
コーデック | SBC / AAC / LDAC | SBC / AAC |
その他機能 | ・マルチポイント接続 ・ウルトラノイズキャンセリング2.0 ・外音取り込み ・アプリ対応 ・Hear ID対応 ・片耳再生対応 ・ゲームモード対応 ・自動電源オフ ・イヤホンを探す ・風切り音の低減 |
・ウルトラノイズキャンセリング ・外音取り込み ・アプリ対応 ・片耳再生対応 ・ゲームモード対応 ・イヤホンを探す |
4,000円の追加投資、Space A40で得られるものは以下の通り。
・イヤホンバッテリー+3時間
・ケースバッテリー+15時間
・LDACコーデック
・マルチポイント
・より強力なノイキャンと自動調整(ウルトラノイズキャンセリング2.0)
・Hear ID対応
・自動電源オフ
・まともに使える「イヤホンを探す」機能
色々あるけど主に実用性に影響があるのは赤字部分。バッテリー持ちは長いほど良いけどLife P3でも十分すぎる性能。LDACはiOS非対応だから恩恵を受けられる人は絞られる。となると残る重要ポイントは、マルチポイント、ノイキャン自動調整の2つになる。
マルチポイントは複数端末を併用する人向けで、基本スマホでしかイヤホン使わないよ、という人には不要。
ノイキャンはウルトラノイズキャンセリング2.0の自動調整、自然な音の処理が魅力になる。ただしノイキャン単体で見れば2.0以前の世代でも十分強力。
マルチポイント、ノイキャンを特段重視しない人は、Life P3でも全く後悔しないと思う。というかLife P3のコスパが異常に高いことがよく分かる。
Liberty Air 2 ProとLife P3のレビューはこちら。