このブログで何度か記事にしている中華Androidナビ、ATOTO S8 Pro。レビュー記事でも書いた通り、コスパは高いけどクセがある仕様で、デフォルトの設定では少し使いづらいと感じることがあった。
そこで少しでも快適に使えるようにするために、自己流とネットの情報をもとに色々と試してみて、導入してよかったアプリ・設定を備忘録として残しておくことにする。
今回は実際に使って分かった個人的なおすすめアプリについてまとめる。
ATOTO含む中華ナビはマイナーな商品だから、ネット上の情報量はまだまだ少ない。ここに載せている情報が、自分と同じ中華ナビユーザーの役に立つと嬉しい。
画像の一部は他のタブレット（EGBOK P803）のものを使用しています。
おすすめのアプリ
Google MapsやYahoo!カーナビ、YouTubeといったベタすぎるものは避けて、S8 Proだからこそ役立つアプリを選んで紹介する。S8 ProじゃなくてもAndroid搭載のナビなら同じように使うことができる。気になったアプリがあればぜひ試してみてほしい。
Nova Launcher
定番のホーム画面ランチャーアプリ。普通のレイアウトと快適な操作感がベースにあって、動作のカスタマイズを加えられる安定感は車載端末でも通用する。車載端末向けのランチャーも試したけど、普段使いやカスタマイズのしやすさから結局Novaに落ち着いてしまった。
2本指同時タップやスワイプのジェスチャでアプリ一覧やコントロールセンターを呼び出せるようにしたり、
アイコンはできるかぎり大きくして、ラフな片手の操作にも耐えられるようなカスタムをしてある（画像はP803の設定画面）。
唯一不満なのは、設定できるアイコンの最大サイズがそこまで大きくないこと。この後に紹介するスクエアホーム並のサイズ設定ができれば完全体と化す。
スクエアホーム
Windows8、8.1のようなタイル形式のUIが特徴のランチャーアプリ。
操作性とデザイン面で、Nova Launcherとはまた違った良さを持っている。
このランチャーの強みは超巨大なタップ領域が設定できること。シニア向けスマホもびっくりするくらいのサイズで、アバウトな操作にも対応。じっくり操作する機会が少ない車載端末と相性がいい。見た目もおしゃれで、アイコンにライブエフェクトや通知を追加したり、アプリ選択じのアニメーションを変更したりすることもできる。
欠点は動作が少し重いこと。Nova Launcherと比べるとグラフィックに力を入れているせいか、Novaと比較すると時々もっさりする印象がある。アニメーションを無効化すれば多少マシになるけど、それでも重たい印象は否めない。
処理性能が高くない中華ナビはできるだけ動作関連のアプリは軽量にしたほうがいいと思うから、自分は実用性優先でNova Launcherを選んだ。
Swiftly Switch
画面端の設置を想定したサブランチャーアプリ。
ATOTO はAndroid端末の3ボタンが左上にあって、右ハンドル車だと身体から一番遠い場所に3ボタンが位置するので操作性が良くない。そこでSwiftly Switch Proの出番。3ボタンと同じ機能が使えるランチャーを画面右端に設置しておけば、わざわざ腕を伸ばして画面左上までタップしに行く必要がなくなる。楽だし運転にも集中できる。
詳細は以前紹介した記事で確認してほしい。
Digital Clock & Weather Widget
時計と天気のウィジェットアプリ（画像右上）。
Android純正っぽいシンプルなデザインでどんな端末、壁紙にも馴染みやすい。時計、日付、天気の表示それぞれに好きなショートカットを割り当てられるのが便利。ミニマルだけど多機能なところが気に入った。
S8 Proでは時計部分にCarPlayの起動ショートカットを設定している。
Map2Geo
地図アプリから他のアプリへ経路やスポット情報を転送できるアプリ。
それぞれのアプリの強みを活かすための橋渡し役を担う。中華ナビで単独運用するなら絶対に入れておいたほうがいい。自分が実際に使っている場面はGoogle MapsとYahoo!カーナビの連携。
Google Mapsは検索が強い代わりにルートは道路事情お構いなし、距離最優先で決める傾向があるからカーナビとして頼り切るのはちょっと怖い。
Yahoo!カーナビは検索が使い物にならないけど、自動車で移動することを考慮したルートを選んでくれるから、初見の道でも安心して走りやすい。
この2つをMap2Geoで連携させて、Googleマップで検索してYahoo!カーナビで経路案内といった、それぞれの強みを活かした使い方ができる。具体的な方法は以下の通り。
①Google Mapsで目的地（ルート情報）を検索
②共有メニューからMap2Geo起動
③Yahoo!カーナビへ目的地（ルート情報）転送
④Yahoo!カーナビでルート設定、案内開始
他のルート案内アプリでも同じように使えるので、幅広い用途で使えそう。
Google Go
Google公式が出している軽量アプリ「Go」シリーズのGoogle検索版。
標準のGoogle検索アプリより1〜2秒程度動作が早い。車載端末でわざわざネットブラウジングをすることは多くないと思うけど、最低限の軽量な検索機能を確保する分にはこれで十分。
My Data Manager
通信量を管理できるアプリ。一定の通信量到達でアラートを出すこともできる。車載端末用に少量のデータ回線、従量制回線を使っている人なら入れておくと役に立つと思う。
オービス
バックグラウンドで動作するオービス通知アプリ。初めて走る道で引っ掛かってしまわないように、護身用のお守りとして入れておくと役に立つかもしれない。
TickTick
タスク管理アプリ（画像中段右のウィジェット）。
買い物メモや予定を登録しておいて、画面に常時表示させて買い物忘れ、寄り道忘れを防ぐのに役立つ。同じような機能が使えるアプリなら正直なんでもOK。TickTickはWindows、Mac、Android、iOS全てで使える使い勝手の良さから採用している。
Google KeepやAlexaの買い物リストなど、自分の環境に合わせて好みで使い分けよう。
SendAnywhere
定番のデータ転送アプリ。
ブログで使うS8 Proのスクリーンショットは基本的にこれを使って転送している。最初はGoogleドライブを使っていたけど、端末スペックの問題かS8 Proからクラウドへのアップロードが安定しないことが多かったのでSendAnywhereに一本化している。
ベタすぎるアプリは除外するとしていたけど、転送の不具合対策として紹介した。
MAPS.ME
オフライン保存に特化した地図アプリ。通信圏外のエリアを走る時の命綱になる。
マップデータは内部ストレージ保存がおすすめ。外部ストレージ保存は時々認識しなくなることがある。Googleマップのオフライン保存も併用するとより確実。
