筆者は自動車が趣味で、マイカーも色々自分好みに弄っている。現在使っている・これまで使ってきたパーツやアイテムを紹介する。車のカスタムの参考にしてもらえると嬉しい。
この記事では内装のドレスアップ・保護について紹介する。
車両紹介・カスタム方針
車両はスズキ・スイフトスポーツ(ZC33S)。ATの3型、セーフティパッケージ装着車。
直営ディーラーで新車を購入、2023年7月に納車。本体価格は212万円、諸費用込みで224万円。

純正の良さを残して快適性を伸ばす
スイフトスポーツのカスタム方針は「純正の良さとバランスを保ちつつより快適な車に仕上げる」。
まずスイフトスポーツの内外装や走りといった全体的なパッケージングにはとても満足していて、メーカー純正で実現しているこの高いバランスは崩したくない。そのうえで実際に乗ってみて感じた数少ない不満、具体的には収納などの実用の部分や静粛性など快適さの部分をカスタムで補っていきたいと思っている。
走りは純正で満足
スポーツ系の車といえばエンジンや足回りといった走りに関わるカスタムが定番だけど、この部分について弄る予定はない。
スイフトスポーツは純正で公道を走るには十分すぎる性能で、一般ドライバーの筆者には既に持て余すくらい。それにパワー・運動性・乗り心地・燃費と折角高い総合バランスを持ったパッケージに対して、素人が下手に手を加えたところでバランスを崩すだけだから勿体ない。
筆者は純正で毎日の運転を楽しめているから、この味付けを存分に楽しみたいと思っている。
シートカバー

レフィナードのレザーデラックス。シート保護とドレスアップを両立したかったから専用品を購入した。ぱっと見純正と見違える仕上がりの良さでとても気に入っている。
純粋な保護目的なら汎用品の安いカバーで十分だと思う。
フロアマット

FJCRAFT製のフロアマット。メーカー純正品のデザインはあまり好みではなかったのと、純正より安価かつ自由にデザインや素材が選べたから購入した。デザイン・機能・価格どれも大満足の逸品。選んだ素材・オプションは下記。
- シリーズ:スタンダードシリーズ
- マットカラー:ループブラック
- マット裏素材:フェルト
- フットレスト部分:一体型
- リア部分:一体型
- ステッチ変更オプション:レッド
ステッチ変更オプションは価格0円の別商品扱いで、本体と同時購入する必要があるので注意(2023年4月購入時点)。
ラゲッジマット

フロアマットと同じくFJCRAFT製。こちらも文句なしのクオリティ。ラゲッジ床面とリアシート背面の2枚構成。選んだ素材・オプションは下記。
- シリーズ:スタンダードシリーズ
- マットカラー:ループブラック
- マット裏素材:フェルト
リアシート背面は上で紹介したシートカバーと干渉するから取り外した。
ラバーマット

スイフト専用設計のドリンクホルダーや小物入れの底に敷くマット。コンソールボックス内やドアのドリンクホルダーもカバーできるセット品を購入した。物を置いたときの傷防止と騒音防止に役立つ。
一部は次に紹介するシリコンマットに置き換えた。
シリコンマット

スイフト専用設計のセンターコンソール周りの保護マット。上で紹介したラバーマットよりさらに大きい範囲をカバーできてかつ後付け感も少ないのが利点。筆者はAliexpressで1,000円弱で購入した。国内通販でも入手可能。

使用感はラバーマットとほぼ同じで、汚れても簡単に丸洗いできるから便利。
エアコンパネル

セカンドステージ製のエアコン周辺のピアノブラック加飾パネル。カーナビ周辺の純正のピアノブラックと統一感が出て良い。
シートベルトバックルカバー

シートベルトのグリップ部分のカバー。Bピラーに当たって傷が付くのを防いでくれる。

グリップが大きくなるから操作もしやすくなる。
サイドブレーキカバー

スイフトスポーツのサイドブレーキは真っ黒なウレタン製。見た目が寂しいのと経年劣化のベタ付き防止でカバーを付けた。津ミルクネット製。
グリップ部分は本革で握り心地が良い。運転の度に握る箇所だから導入の満足度は高い。
ラッピング
内外装の傷が付きやすい部分はラッピングシートで保護した。

養生テープで型取りをして、

その形に合わせて汎用品のラッピングシートを切り貼りした。一部を除いてハッピークロイツ製のマットブラックを使っている。
ドアポケット周辺

足や物が当たりやすいドアポケット周辺に貼り付けた。

下の写真は貼り付けから1年後の状態。靴の汚れや写真では分からないレベルの小傷が付いているけど、全部ラッピングシートが受け止めてくれている。

乗り降りや小物の出し入れで傷がつきやすい場所だからこの部分の保護は特におすすめ。
サイドシル

ドアポケット周辺と同じく足が当たりやすい場所。
シート近くの曲線や膨らみの部分は本来ヒートガンで熱して密着させるところだけど、筆者が下手くそだったせいで浮いてしまっている。後日この部分は切り取った。

上の写真は貼り付けてから1年後、シート張り替え前の状態。上が助手席、下が運転席。特に助手席のダメージが大きい。人を乗せる機会がある人はこの部分の保護もおすすめ。
グローブボックス取っ手

グローブボックスの取っ手部分。爪で引っ搔きそうな部分を保護した。表面がツルツルになって使用感も良くなった。
センターコンソールカバー

センターコンソール足奥にあるカバー。足が当たりやすい場所だと思ってラッピングした。上が施工後、下が施工前。この部分は若干靴汚れが付くくらいで意外と汚れなかった。マニュアル車だとクラッチ操作の都合でもっと汚れやすいかもしれない。
ステアリング

ハンドルの握り心地を改善するためにステアリング下部のピアノブラック部分にスエード調シートを貼り付けた。

スイフトスポーツのステアリングは上半分が本革で下半分がピアノブラックのコンビネーション仕様。ピアノブラックは汚れや傷が目立つし本革との触り心地の差が大きくて違和感があるから、手が触れる部分には採用してほしくない素材。そういうわけでピアノブラックは全て覆ってしまうことにした。

スエード調シートをステアリング全体に被せる。空洞の部分を大まかに切り取りつつ、ステアリングにピッタリ貼り付けていく。
素材切り替えの溝部分がはっきり見えるように爪で押し込んでいくのがコツ。

全体に貼り付け終わったらデザインナイフで切り取っていく。ハンドルを傷つけないように少しずつ慎重に切っていく必要があるからとにかく神経を使う。明るい時間帯に落ち着いて作業したい。
使用感は快適で本革との握り心地の差が気にならなくなった。それと温度の影響も受けにくくなって寒い日でもヒヤッとする感触が無くなったのも嬉しい。難点は起毛素材ゆえに掃除しづらいところ。筆者は手袋をしてできるだけ手汗・手垢が付かないようにしている。

貼り付けてから2年後(2025年)の写真。手が触れる場所の起毛は潰れたけど握り心地は相変わらず良い。他に目立つ劣化も無いからまだしばらくは貼り替える必要も無さそう。劣化が目立ってきたらまた同じものを貼り直す予定。
ラッピング作業で使ったもの
内外装のラッピング作業で使ったものは以下の通り。アフィリエイトリンクも貼っておくから参考にしてほしい。
- ラッピングシート
- カッターテープ
- デザインナイフ
- 養生テープ