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メインスマホをiPhone15からiPhone17に替えた話【128GBの限界】

先日メインスマホをiPhone15からiPhone17に乗り換えたから、その報告として購入までの経緯と乗り換えた第一印象、それと今後のiPhoneの買い方について感想や考えを述べることにする。

本来はもう1年程度iPhone15を使う予定だったところを、やむを得ない事情でiPhone17に乗り換えることになった。あと筆者は今まで型落ちiPhoneを安く購入して出費を抑えようという考えだったけど、今回は現行機種を購入するに至った理由についても話していきたい。

【買い替え理由】128GBストレージに限界が来た

メインスマホのiPhone15は2025年の2月にじゃんぱらで購入した未使用品で、使用期間は約10か月。筆者のメインスマホの最短保持記録を更新した。

買い替えを決めた理由はシンプルで、内蔵ストレージ128GBでは足りなくなったから。iPhone15に買い替えた当時のストレージ使用量は約80GB、撮った写真や保存ファイルを定期的に整理すれば128GBでも全然余裕だった。

画像はiPhone17

ただ、購入してからほどなくして生活環境に若干の変化があったのと、普段スマホで利用するサービスを見直した影響でスマホのストレージ消費が以前より増加。データ量が常に100GBを超えるようになってきた。

空き容量が20GBを切るとOSアップデートに必要な空き容量がギリギリだったり、普段便利だからオンにしているiPhoneの「非使用のAppを取り除く」機能が頻繁に発動したりするようになる。特に影響が大きいのは後者で、アプリを開こうとした時に初めて勝手にアンインストールされたことに気づき、その場で再インストールする羽目になるからかなり面倒。

データを厳選して騙し騙し使ってきたもののいよいよ限界。というわけで買い替えを決めた。

Apple公式でiPhone17 256GBを購入

後継機に選んだのはiPhone17無印、256GBのブラック。Apple公式で129,800円、一括で購入した。

iPhone15 128GBはフリマアプリで73,000円弱で売却、実質的な手出しは約57,000円也。

アクセサリーはiPhone 15と同型を購入

約13万円の高級品を裸で使う勇気はないから本体は全力でガードする。iPhone15と同型のESRのMagSafe対応ケース、PDA工房の反射防止フィルムを装備。あと執筆時点ではまだ届いてないけどカメラコントロール用のカバーとスピーカーのゴミ侵入防止シールも購入済みで、届き次第貼り付ける予定。

2025年は型落ちよりもiPhone17のほうがお得

後継機選びはまずiPhone確定として、最初はiPhone15と同じように1~2世代型落ちの未使用品or美品中古のiPhone無印にして少しでも安く済ませようと考えていた。

引用:Apple公式サイト

ただし今年出たiPhone17に関しては事情が違う。iPhone17から無印の最小ストレージが128GB→256GBに増え、なおかつ新品価格は値下げ前のiPhone16の128GBから5,000円上がっただけの129,800円。中古市場を見ても、型落ちの15と16の256GBの未使用品と美品中古は10万~12万あたりを推移している状況。

この程度の差額なら、耐用年数と今後のリセールを考慮するとiPhone17のほうがコスパが高いと踏んだ。

iPhone 15からiPhone 17で変わったところ(ざっくり)

iPhone 15からiPhone 17への乗り換えで変わるところを簡単にまとめる。細かい違いはすでに大手レビュアーさんが取り上げているから省略する。

iPhone 15iPhone 17
ストレージ128GB256GB
バッテリービデオ再生最大20時間ビデオ再生最大30時間
SIMNano SIM、 eSIMeSIM専用
カメラ綺麗もっと綺麗
リフレッシュレート60Hz120Hz
AI(Apple Intelligence)非対応対応
消音操作専用物理スイッチアクションボタン
カメラコントロールボタンなしあり
画面サイズ6.1インチ6.3インチ
SoCA16A19
MagSafe充電最大15W最大25W

表でまとめてみると、細かな違いを抜きにしても15から17で意外と変わっていたことが分かる。アクションボタンやリフレッシュレート120HzはiPhone15 Proで搭載されていたから、iPhone17は基本的にiPhone15Proの上位互換的な存在といえる。

【結論】性能は上がった。使用感はほぼ一緒。

違いを確認したところで乗り換えた感想を述べる。ストレージに余裕ができて嬉しい。以上。

2023年に発売されたiPhone15は2025年基準でも一級品の性能で、ストレージ以外何ら不満なく使えていた。上に書いた通り2世代差の違いは結構あれど実使用で感じられる差は小さなもので、日常使いでのユーザー体験はほとんど同じ。

ストレージ増量のおまけで耐用年数を上げる付加価値が付いてきたような感覚。

iPhone17の細かい使用感・運用・設定

流石にこれだけだと呆気なさすぎるから、iPhone17のより細かい使用感や筆者の運用方法をもう少し紹介する。

上で書いた通り使用感はほとんど変わらないものの、ちょっとずつ便利になった仕様変更の積み重ねで端末の完成度は確実に上がっている。

フロントカメラにセンターフレーム機能が追加された

iPhone17のフロントカメラはいくつか機能が追加されていて、そのうちの1つが被写体をセンターに映すよう補正してくれる機能。家族や友人とビデオ通話する時の画角調整が楽になった。地味ながら便利。

マクロ撮影の自動切り替えが厄介(設定で変更可能)

iPhone15ではProシリーズのみ対応だったマクロ撮影はiPhone17で無印にも対応した。

初期設定では接写時に自動的に広角と超広角(マクロ撮影)が切り替わるようになっている。この切り替わりで画角も画質も変わってしまうからiPhone15よりも撮影しづらい。設定でオフにできるのが救い。

リフレッシュレート上限は60Hzに設定

iPhone無印は17でようやくリフレッシュレート120Hzに対応したけど、筆者はバッテリー持ち重視で60Hzで運用する。筆者はスマホでゲームをやらないし、よく見るYouTubeやAmazonプライムビデオは最大60fpsだから普段使いで120Hzの恩恵を受ける機会が無い。

筆者は仕事でiPad Proの120HzとPCの60Hzモニター、自宅でiPad Air M2の60HzとプライベートPCの120Hzモニターを使っているから滑らかさの違いは明確に分かる。ただし120Hz対応のコンテンツを使わない限り、滑らかさの違いが使用感の決定的な差ではないと感じる。実際iPhone17以前はずっとiPhoneで60Hzの画面を見ていたわけだけど、特に画面の滑らかさに不満を感じたことはない。

無闇に120Hzにしてバッテリーを多く消費する理由もないわけで、今後120fps対応コンテンツが増えるまでは60Hz運用を続ける予定。

画面の常時表示(AOD)は切る

リフレッシュレート120Hzと同様にiPhone17から無印もAODに対応したけど、特に使う機会が無いからバッテリー持ち重視でこの機能も切る。

eSIM専用は運用次第で評価が分かれる

iPhone17の国内版は物理SIMスロットが廃止されてeSIM専用機になった。この仕様変更は結構賛否が分かれるところだと思う。

筆者はiPhoneをメインスマホにしているからiPhoneの回線はeSIM対応のワイモバイルとPovoで固定、お試しで契約した回線はサブ機のAndroidスマホに割り当てる運用だからeSIMオンリーでも特に問題はない。ただ、まだまだ物理SIMが健在な2025年では物理の選択肢はまだ残してほしかったと思う。2025年の時点では回線業者によってeSIMへの対応がまちまちで、手続きの方法や手数料周りが分かりづらい状態。何かトラブルがあったときにバックアップで物理SIMが使えないことの不安は拭えない。

ただし日本でシェアの高いiPhoneがこの仕様になったことでeSIMの環境も整備されていくだろうから、恐らくここ1~2年は過渡期で、次第に物理SIMと同じように使えるようになるんじゃないかと予想している。というか一刻も早くそうなってほしい。

カメラコントロールはショートカットキーとして便利

iPhone16から搭載されたカメラコントロールは、カメラ起動のショートカット、シャッターボタン、カメラ調整と色々なことに使える。

横持ちでシャッターや調整キーとして使うには微妙に使い辛い位置だけど、縦持ちだとすぐにカメラ起動→撮影ができるショートカットキーとして使えるので結構便利。

アクションボタンもショートカット割り当てで便利

iPhone 15 Proから従来のマナーモードスイッチに代わって搭載されたアクションボタン。ショートカット実行も割り当てできるから、カメラコントロールと同様にいつでもショートカットを実行できる物理キーとして使えて便利。

筆者は複数のショートカットの実行メニュー呼び出しに使っている。設定した機能は下記。設定方法はここでは割愛する。

  • 消音モード:オンオフ切り替え
  • Bluetooth:オンオフ切り替え
  • インターネット共有:オンオフ切り替え
  • 音声出力先切り替え
  • 無音カメラ起動(Microsoft Pix)
  • 時計起動
  • ボイスメモ:録音開始
  • マネーフォワードME:レシート撮影

今後はApple公式の購入に戻る

引用:Apple公式サイト

筆者が初めて自費で購入したスマホはApple公式で購入したiPhoneSE2で、それからはiPhone12 miniからiPhone14までキャリアの2年間1円レンタルを利用、iPhone15は中古ショップで未使用品を購入と色々な方法を試してきた。iPhone17でまたApple公式の購入に回帰したわけだけど、今後は2~3年くらいのサイクルでApple公式から最新モデルを買うのが自分に合っていると感じた。

引用:ソフトバンク公式サイト

レンタルスマホを使っていた時のことは当時のブログ記事でも書き残しているけど、毎日肌身離さず使う道具が傷をつけないように気を付けて使って2年後に返さないといけない借り物というのは存外精神的な負担が大きい。

それと当時は2年間で端末代金月額1円の合計24円、回線維持費用はキャッシュバックやキャンペーンを駆使して実負担を大幅削減できたことで普通に買うよりお得だったから使っていたわけだけど、最近はレンタルに必要な回線の初期費用・維持費用ともに上昇傾向にあるから以前より旨味は薄くなっている。

レンタルスマホを使っていた時期の記事↓

結局キャリアと端末を紐づけてしまうと、基本割高でコロコロ変わるキャリアの販売戦略に巻き込まれてしまうわけで、それに付き合うのももう疲れた。一旦キャリア販売からは距離を置いて、またキャリアが新たな法の抜け道を見つけてお得な案件を出し始めたら、メイン端末と回線に影響しない範囲で検討してみようと思う。

中古ショップで型落ちの未使用品を狙う方法もリセールが良いiPhoneとは相性が良くない。中古市場の値下がり幅が小さいから、型落ち未使用品や美品中古でも現行モデルの新品とそこまで大きな価格差が生まれない。だから

  • 型落ちモデルの未使用品をそこそこの値段で買う → 数年後に売却して別の型落ち未使用に乗り換える
  • 発売直後の現行モデルを新品で買う → 数年後に売却して次の現行モデルに乗り換える

この2パターンを比べると、購入価格から売却価格を差し引いた最終的な手出しはそこまで変わらない。だったら現行モデルの新品購入サイクルがいいよねという話。

コスパ良い買い物をするにはリセール価格は避けられないポイントで、数世代経過しても値落ちが小さいiPhoneはやっぱり強いなと改めて認識させられた。

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