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【案件】【Baseus Go Trip VA1 Max レビュー】大容量バッテリーの電動エアポンプ

AliExpressからBaseusの電動エアポンプ、Go Trip VA1 Maxを提供してもらったからレビューする。

Baseusは筆者もガジェットや車用品でよく使っているブランドで、何より筆者が普段使っているタイヤの空気補充用の電動ポンプもAliexpressで自腹購入したBaseus製だったりする。

筆者が使っているものは旧モデルに相当するから、新旧モデルの比較という視点も交えつつ使用感を紹介する。レビュー内容は特に指定されていないから忖度なしの正直レビューをする。安心して参考にしてほしい。

Go Trip VA1 Maxのスペック

まずGo Trip VA1 Maxのカタログスペックは以下の通り。参考に筆者がこれまで使ってきたBaseusの電動エアポンプと比較する。ちなみに筆者が使っていたモデルは固有の名称が無いっぽいからこの記事では呼称を「旧モデル」で統一する。

Go Trip VA1 Max旧モデル
サイズ(実測値)12.9*9.1*4.8(cm)13.8*7.7*4.2(cm)
重量(実測値)507g568g
バッテリー容量7500mAh6000mAh
表示単位BAR,PSI,KPA,Kg/㎠BAR,PSI,KPA,Kg/㎠
価格(購入価格)5,312円(2025年11月時点)5,818円(購入価格)
動作音うるさいうるさい
備考シガーソケット給電モデルあり(Go Trip VA1 Pro)2025年11月時点Aliexpress取り扱いなし(販売終了?)
Aliexpress商品ページGo Trip VA1旧モデル

旧モデルからの進化点はバッテリー容量と本体重量。本体サイズはそこまで変わらずにより軽く、より長時間使えるようになった。Go Trip VA1は今回提供してもらったバッテリー内蔵式のMaxとシガーソケット給電式のProの2種類がある。

どちらも指定した空気圧まで充填したら自動的にストップする機能付きで、簡単に空気圧のメンテができる。

Go Trip VA1 Maxの手に馴染む外観

Go Trip VA1 Maxを手に取った第一印象は、手に馴染んで持ちやすい。旧モデルも角が取れた四角い形状で特段持ちにくかったわけではないけど、Go Trip VA1 Maxはより持ちやすくなって取り回しが改善されていると感じた。

素材は全周プラスチック。傷がつきやすい仕上げなのが気になる。

旧モデルはシルバー塗装の金属素材で、見た目は旧モデルのほうが立派そうに見える。ボディ全体で放熱できるぶん、連続稼働時のクールダウンも旧モデルのほうが有利かもしれない。

シリンダー数と高速充填のアピールもある。

昔のクルマにあった性能アピールのデカールを彷彿とさせる。

見やすくて操作しやすい大画面

Go Trip VA1 Maxは旧モデルに比べてディスプレイが大きくなり、数字の大きさも倍ぐらいになった。

ボタン類も片手で持った時に操作しやすいサイズ感と配置でより使いやすくなっている。

1%・1KPA刻みで分かるバッテリー残量と空気圧

ディスプレイの表示内容も改善されている。旧モデルではバッテリーは4つの目盛り、空気圧は5KPA刻みだったのがGo Trip VA1 Maxでは1%・1KPA刻みで細かく表示されるようになった。バッテリーの減りや空気の入り具合がリアルタイムではっきり分かるのは良い。

空気の充填は十分速い。だけどうるさい

メイン機能となる空気の充填。約2か月放置状態だったスイフトスポーツのフロントタイヤの空気圧補充で使用感を確認した。結果は以下の通り。

Go Trip VA1 Max旧モデル
空気充填量207KPA→240KPA215KPA→240KPA
充填時間36秒35秒
1KPAあたりの充填時間約1.09秒約1.4秒
バッテリー消費100%→96%4目盛り(100%)→4目盛り(75%~100%)
1KPAあたりのバッテリー消費約0.12%計測不可

完全なイコールコンディションではないから参考程度にはなるけど、空気の充填速度は確かに早くなっていた。動作音はどちらもうるさい。

タイヤ4本分の充填の場合も、ノズルのつけ外しや後片付けなどの時間込みでも総所要時間は5分程度に収まる。動作音は相変わらずうるさいけど、ガソリンスタンドに行く手間を省けてかつ短時間でメンテナンスが終わるメリットは大きい。

バッテリー持ちは良い

バッテリー消費は約30KPAの充填でタイヤ1本あたり4%、単純に4本で12%の消費になる。1台はもちろんのこと、車が複数台ある家庭でも全然余裕。夏タイヤ↔冬タイヤの交換などで空気を多めに補充するときもこれ1本で十分持つはず。

空気充填の速度・バッテリー持ちどちらも良好で、電動ポンプとしての基本性能には特に不満はない。

【欠点】液晶の輝度がやや暗い

欠点を挙げるとすれば液晶の輝度が暗めなこと。上述のテストは快晴の日の12時頃に行ったけど、太陽光がしっかり当たるところでは若干数字が見えづらかった。ただし大型ディスプレイで数字が大きく表示されるから、トータルの視認性としては普通。

液晶輝度は旧モデルのほうが明らかに上。この輝度のままだったらもっと良かった。

【欠点】動作音は相変わらずうるさい

くどいようだけど動作音は新旧モデルどちらも同じくらいうるさい。深夜早朝に使うのは避けたい。

Go Trip VA1 Maxは充填速度が旧モデルより速いながらも同程度の音量に収まっているから、恐らく充填性能に対する静音性は上がっているんだと思う。とはいえ絶対的な音量は変わらないから動作音に対する評価は旧モデルと同等。

車を一人一台持つ田舎暮らしにおすすめ

Go Trip VA1 Maxは旧モデルから順当に進化したスタンダードな電動ポンプだった。

電動ポンプとしては特に目新しい機能はないし、同じ電動ポンプなら国内通販でエーモンやシャオミのものが買える。そんな中でGo Trip VA1 Maxは7000mAhの大容量バッテリーとAliExpressでのセール時の安さが差別ポイントになる。

大容量バッテリーは車1台だけならオーバースペックだけど、一人一台持ちがデフォの地方住みなら家族全員分の車をまとめて自宅でメンテできるのは魅力。

筆者も普段メンテする車はスイフトスポーツ1台のみだけど、夏用・冬用タイヤの交換で実家に帰省した時は両親や祖父母の車もまとめてタイヤ交換するから、その時は少なくとも一気に2台以上の空気圧を補充することになる。そんな時もGo Trip VA1 Maxのバッテリーなら余裕をもって作業できるから、田舎民にはGo Trip VA1 Maxのほうが便利なはず。

Aliexpressで買うことに抵抗がなく、なおかつセールで安くなっているなら買ってみてもいいと思う。

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