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プチ食洗機NP-TCR4を導入した話【購入から設置編】

2021年7月23日

時短家電の代表格、食洗機。

一人暮らしで絶対に欲しいと思っていたから、初任給で中古食洗機を購入した。購入から3か月、結論を言うと本当に買って良かったと思える家電だった。

ただ、実際に使ってみたなかでいくつか注意点、不満があったのも事実。設置から使用後の感想まで、一通りの流れを記事にまとめておこうと思う。食洗機を検討している人の参考になれば嬉しい。

記事は設置編と使用編の2分割にする予定。今回は設置編として、購入~設置までを書く。

購入 費用と必要なもの

トータル費用は約4万円。今回購入した食洗機「NP-TCR4」の価格.com新品最安価格とほぼ同じくらい。

食洗機は本体の他に、いくつかのパーツを揃える必要がある。必須パーツと価格の目安は以下の通り。

品目 価格
食洗機 25,000円(中古品)
給水ホース 0円(本体付属)
排水ホース 0円(本体付属)
分岐水栓 6,500円(未使用品)
ホース固定具 100円(ダイソー)
食洗機用洗剤 450円(キュキュット)
分岐水栓取り付け作業代 8,000円
合計金額 40,050円

 

給排水ホースは基本的に食洗機に付属しているけど、中古の場合だと欠品状態で売られているものもあるので要確認。

分岐水栓は流し台の蛇口依存で適合機種が変わってくる。値段もまちまちで、約5,000~10,000円と価格差が大きい。安い機種が該当することを祈ろう。

適合機種が分からない人向けに、写真で判別してくれるサービスがある。Panasonic公式で紹介されているのは、ナニワ製作所のサポートセンター。うちの蛇口は品番シールが取れていて、品番確認ができなかったからこのサービスを利用した。

 

この最低限の構成に、自分で取り付けする人はここにモーターレンチなどの工具が、設置スペースが足りない人はラックが加わるといった感じ。

自分の場合、食洗機本体のアース線では長さが足りなかったので、延長用のアース線をホームセンターで購入した。

食洗機は中古が狙い目

食洗機は新品だとかなり高価で、数万〜十数万円する。社会人なりたての自分には到底手が出るものではなかったので中古一択だった。

購入したのはPanasonicのプチ食洗機「NP-TCR4」の2019年モデル。

食洗機の基本性能や機能は、数年前のモデルでも基本的に同じ。下位モデルのNP-TCM4との違いはカゴの形状や節電機能の有無程度。

自分の使い方ならNP-TCM4でも十分だと思っていた。ただ、当時オークションで出品されていたものの相場を見ると、NP-TCR4と比べて価格が3000円程度しか安くなっていなかったのと、状態の良い個体の出品が多かったこともあって上位モデルのNP-TCR4を選んだ。

分岐水栓も"可能なら"中古品を狙いたい

食洗機の次に高い買い物になると思われるのが、分岐水栓。食洗機同様に中古品は安く出回っているものの、自分含めて素人目線だと中古を買うのは難しいと思う。

理由は2つ。

・適合機種が環境によってバラバラなので、出回っている数そのものが少ない

・パッキンなどの部品劣化の状態が分かりにくい

水回りの部品劣化は、水漏れ等で大惨事になるリスクを考えると怖い。ハズレかどうかの判断も素人かつ画像だけでは難易度が高い。安心を買うということで、個人的には新品の購入を推奨。中古品の購入は自己責任で。

ちなみに今回は、運よく未使用品が新品の6割程度の値段で出品されていたのでそれを購入した。

設置作業

ここからは本体設置の話。

事前に置き場所や向き、配線を考えることが重要になってくる。

①本体を置く場所と向き

確認する必要がある項目はざっとこんな感じ。

・扉が空けやすく、食器を出し入れしやすいか?

・排気口周辺に十分な空間があるか?

・給排水ホースの長さは足りるか?

・排水はちゃんと流れるか?

排水の流れは試運転時に改めて確認するとして、それ以外は本体設置時にまとめて確認しておくと後が楽。

自宅の流し台は水切りカゴを置けるスペースがあったので、そこにピッタリ収まるように配置した。

その代わりにまな板を置けるスペースが狭くなってしまったので、ニトリの流し台に使えるまな板スタンドの利用で自炊の使い勝手も維持した。

 

②配線

アース線、電源コードを配線する。

この2つは延長が簡単にできるので、優先順位は置き場所やホース配線よりも低くなる。ただ、水気のある場所からは迂回させるようにしよう。

延長部分はビニールテープで覆って安全確保。

食洗機である以上、流し台周辺に配線することになることがほとんどだと思う。コードが遊んでいる状態だと、水を被りやすくなったり足を引っかけやすかったりと危ないので壁に貼り付けてしまったほうがいい。

流し台の収納扉や柱周辺を這わせる都合上、細かい凸凹に対応する必要があったのでパーマセルテープで固定した。

パーマセルテープはマスキングテープの粘着力を強力にしたようなテープ。マスキングテープと同様にテープ跡が残らないので、賃貸物件でも安心して使える。剥がしやすいので修正もききやすく、配線カバーより取り回しは良好。

③分岐水栓等取り付け

取り付けの鬼門は分岐水栓。逆に分岐水栓さえ取り付けてしまえば取り付けはクリアしたも同然。

自分は数分格闘した結果、作業が全く進まなかった挙句、指にけがをしてしまったので諦めて業者に頼んだ。

取り付け作業は業者に頼んだ

分岐水栓を取り付けるためにカバーナットを取り外す必要がある。

工程としてはひねって取り外したところに分岐水栓を取り付けるという単純な作業なんだけど、自力では無理だった。

というのも、カバーナットがとんでもなく固く締められていて外すことができなかった。無理に回そうとすると本体にも負荷がかかりそうで取り返しのつかないことになりそうだし、作業途中で指に切り傷を負ってしまったので取り付け業者に頼んだ。

業者さんもカバーナットの固さには難儀していたけど、約20分ほどで無事取り付けしてもらった。さすがプロ。

工事費用は約8,000~10,000円ほど。下手に自分でやってケガしたり水道を破損させたりしてしまうことを考えると、頼む価値は十分あると思う。

もし自力でやるなら、軍手とモーターレンチは必須。

④試運転

各パーツの取り付けと配線が終わったら試運転。

食洗機の動作確認のほかに、水漏れが無いか、排水ホースからちゃんと水が流れているかを確認する。

特に排水は要チェック。水が流れている状態でホースが暴れたり、排水が飛び散ってしまうと衛生的に良くないので、使用前にしっかり確認しておいた方がいい。

ちゃんと動くことを確認したら、設置作業は終了。

この瞬間に食器洗いという家事からほぼ完全に開放された。

設置までの感想

ここまでの工程でやっておいて良かったこと、気を付けるべきことをまとめる。

本体位置、配線のイメージをたてておく

一通りの設置イメージをあらかじめ立てておくことで、追加で必要なパーツや予算が分かりやすくなる。無駄な出費や想定外のトラブルを避けるためにもこれは絶対にやっておいたほうがいい。

自分の場合は延長アース線の購入程度で済んだけど、無駄な買い物をしないためにも事前によく考えておこう。

中古品は気長に待つ

食洗機は中古品でも需要が高くてリセールも良いから、出品数が多い。引っ越しシーズンは特に出品数が多い印象。ただ、需要が高いぶん争奪戦にもなりやすい。

それに中古品はホースなどの必須パーツが欠品していることもある。必須パーツの購入代金も踏まえつつ、自分の条件に合った出品があるまで気長に待つことが、予算内で済ませるための心がけ。

難しいと思ったら潔くプロに任せる

分岐水栓に限らず、セッティングが難しいと思ったら無理せずにプロに任せた方がいい。

作業中にケガをしてしまった、水道破損で大惨事&多額の修理費用が発生してしまったなんてことになったら目も当てられない。

他のブログで食洗機を自力で設置した記事を多く見かけるけど、住宅によって環境が違うから、同じようにうまくいくとは限らない。決して無理しないように。

分岐水栓取り付けが鬼門

繰り返しになるけど分岐水栓取り付けが最大の難所。ただ、ここさえ乗り越えれば食器洗いからの解放が待っているし、業者に頼むという奥の手も用意されている。

面倒くさそう、大変そうと思っている人にも救済措置がある。あきらめずに家事からの解放を目指してほしい。

実際に使ってみた感想は、また別の記事にまとめる。

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