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【Zenfone9 レビュー】弱点の少ない小型ハイエンド【中古】

筆者はスマホは2台持ちで運用していて、メインはiPhone、サブはAndroidで分けている。2025年の8月に新しいサブ機として中古のZenfone9を購入した。3年以上前のASUSのスマホはどんなものか、2025年8月~2025年12月まで半年近く使った使用感をレビューしたい。

何気にこれが人生初の中古スマホ購入になる。

Zenfone9の概要

Zenfone9は2022年8月にASUSから発売されたAndroidスマホ。5.9インチサイズのボディに、当時の最上級SoCであるSnapdragon8+ Gen1を搭載。今ではめっきり数が減ったコンパクトハイエンドなスマホになる。

Zenfoneは10まで5.9インチサイズを維持したあと、11からは6.7インチの大型スマホに路線変更した。現在6インチ前後のサイズかつハイエンドの機種というとiPhoneとGalaxySシリーズくらいしか残っていない。

Zenfone9を選んだ理由

今回サブスマホとしてZenfone9を選んだ理由は以下の通り。

  • 5.9インチのコンパクトサイズ
  • ASUSのスマホを使ってみたかった
  • 2025年でも十分快適な処理性能
  • 中古価格が安い(45,800円で購入)
  • デザインが良い

Zenfone9を選ぶ決め手になったのはサイズ感。これまではOPPO Reno 11Aをサブスマホとして使っていたけど、6.7インチの大柄ボディは筆者には合わなかったからもう少し小さなスマホが欲しかった。

あとはASUSのスマホをこれまで触ったことがなかったからどんなものか使ってみたくなった。

イオシス通販でBランク中古品を45,800円で購入

サブスマホだから状態の良い中古も視野に入れて通販サイトを巡回していたところ、イオシスのBランク中古品が45,800円で良さげだったから購入。2025年12月30日時点でも同じ価格で少しだけ在庫が残ってた。

引用:イオシス公式

以前東京旅行に行ったときに秋葉原のイオシスの店頭で見たBランク品は結構綺麗だったからそれを信じて購入した。実物の写真はこのあと外観紹介で掲載するけど、今回届いた個体は想像以上にコンディションが悪かった。カメラレンズとUSB端子には結構目立つ傷や塗装剥げがあるし、スピーカーの穴やパーツの継ぎ目には汚れが残ったまま。上のサンプルと見比べて、率直に「これでBランク品かぁ...」と思った。

幸い汚れは落とし切れたし動作も問題なかったからそのまま使うけど、今後中古を買う機会があったらできる限り現物確認ができる実店舗、もしくは個体別に全体を写真で確認できるショップで購入したい。

Zenfone9のスペック

引用:ASUS公式

Zenfone9のスペックは以下の通り。参考として後継のZenfone10と比較する。10と違う部分は赤字にしている。

Zenfone 9Zenfone 10
サイズ146.5×68.1×9.1(mm)146.5×68.1×9.4(mm)
重量169g172g
SoCSnapdragon8+ Gen1Snapdragon8+ Gen2
メモリ/ストレージ8GB/128GB,8GB/256GB,16GB/256GB8GB/128GB,8GB/256GB,8GB/512GB
バッテリー4,300mAh4,300mAh
ディスプレイ5.9インチ(2,400×1,080)5.9インチ(2,400×1,080)
SIMスロットNanoSIM×2NanoSIM×2
無線充電非対応対応
防水防塵IP68IP68
イヤホンジャック対応対応
おサイフケータイ対応対応
発売時期2022年8月2023年6月
新品価格99,800円~129,800円99,800円~134,800円
中古価格
(8GB/128GB、2026年12月時点イオシスBランク品)
45,800円(筆者は2025年8月に同額で購入)64,800円
備考背面の刻印はこっちが好きZenfone最後の5.9インチモデル

筆者が購入したのはメモリ8GB/ストレージ128GB仕様。当時の最上級の処理性能に防水防塵とおサイフケータイを併せ持ち、スペックは結構充実している。年数が経った今、どこまで通用するか気になる。

後継のZenfone10は9のマイナーチェンジ的存在。筐体サイズとデザインはほぼ同じ、無線充電に対応してより隙のない構成になっているけど中古価格はまだ高い。記憶が確かなら2025年8月当時は8万円近かった気がする。スペックの違いに対する差額、それと背面のデザインを考慮して9を選んだ。

Antutuベンチマークv10スコアは126万点

Antutuv10のベンチマークは約126万点。重量級のゲームはやや厳しそうだけどそれ以外の用途なら2025年基準でも快適に使える性能。スマホでゲームをしない筆者の運用ならたぶん5年くらいは持ってくれると思う。

試しに重量級ゲームとして原神を、中量級~重量級ゲームとして学園アイドルマスターを動かしてみた。原神は45FPSの中画質設定でギリギリ、学園アイドルマスターは60FPSの最高画質設定で結構余裕をもって動いた。どちらもチュートリアル~最序盤での検証だから、ゲームが進んで派手なエフェクトとかが飛び交う場面になるとまた違うかもしれない。

中古のZenfone9のバッテリー持ちは8時間20分

バッテリーも一応テスト。PC Markのバッテリーテストの結果は8時間20分だった。発売当時のレビュー記事を見るとおおむね10時間以上・丸1日は余裕で持つ結果だったからそれなりに消耗している。

実使用では軽い動画視聴やウェブブラウジング程度ならギリ1日持つかどうか。サブ機なら許容範囲だけどメイン機としては少し辛いと思う。

幸い充電スケジュール管理や8割充電などのバッテリー保護機能は充実しているから、フル活用して寿命を長くしたい。

Zenfone9の外観

Zenfone9の外観を見ていく。色はスターリーブルー。背面は和紙のようなざらつきがあるマットな素材。カメラは大型の縦2連で存在感がある。

アクセントとして機種名、カメラ仕様、第9世代を主張する刻印がある。

側面はブラック塗装の金属。背面素材との対比もあって無骨な印象がある。右側面は音量調整ボタンと電源ボタン。左側面には何もなし。

天面にはマイクと、最近めっきり見なくなった3.5mmイヤホンジャックを装備。

底面にはSIMスロット、マイク、USB-C端子、スピーカーが備わる。

スピーカーはiPhoneと同じくらい綺麗な音質。動画や音楽の視聴も十分楽しめるクオリティ。

SF感溢れるユニークなデザイン

スマホのボディはラグジュアリーに仕立てあげるブランドが多いなか、Zenfone9のデザインは全然違う方向性。まるでSF作品に登場するメカのような、スマートと無骨さを兼ね備えた雰囲気。個人的にスマホの中でもトップクラスにカッコいいデザインだと思う。

イヤホンジャックや電源ボタンのためにできた素材の切り替わりの凸凹は機能美を感じさせるし、

マットな素材に刻まれた刻印は機体番号・型式名っぽくて実に良い。特に「09」のフォントと位置が筆者の好みにぶっ刺さった。

引用:バンダイナムコゲームミュージック

特にリッジレーサーType4やエースコンバット3の世界観、CoD:AWやCoD:IWに登場した兵器のデザインが好きな人にはたまらないと思う。

筆者は普段スマホ本体のデザインなんてお構いなし、汚れが目立ちにくい色の全面保護ケースを使うけどZenfone9は例外。クリアケースに入れて使ってる。

Zenfone9の重量とサイズ感

Zenfone9はコンパクトなボディゆえに重量も軽い。重量は本体169g。画面保護フィルム、TPUケース、後付けMagSafeリングのフル装備でも192gに収まる。

ボディサイズはiPhone17より縦横がわずかに小さいけど、厚みが結構あるからか持った感触はiPhone17とほぼ同じ。

やっぱり6インチくらいのサイズ感が一番使いやすい。

使いやすいカスタムOS「ZenUI」

Zenfone9にはAndroidベースのカスタムOSとなるZenUIが採用されている。

ZenUIは全体的にピュアAndroidを踏襲しつつ、ピュアAndroidの不親切なところや融通が利かない部分が改善されている。GalaxyのOneUIほどではないにせよ使いやすい。ピュアAndroidの原型を留めない魔改造で高い完成度を獲得したOneUIに対して、ZenUIはピュアAndroidの延長線上で使いやすさを追求している印象。

カスタムOSに慣れない人のために、メニュー別にAndroid純正とASUSのスタイルを任意に変更できるのも親切。

ZenUIはOneUIのような派手さはなくともユーザーフレンドリーな思想がしっかり反映されたいぶし銀的なOS。OneUIとZenUIはUIそのものに付加価値がつく出来の良さだと思う。

ZenUIはガジェオタにも優しい

設定アプリでは「Zenfone ヒント」という形でASUS独自機能がまとめられている。分かりやすい。

あとはガジェオタの定番カスタムである 開発者オプション>アニメーション速度 の項目がディスプレイの標準設定に移されていてビックリした。ZenUIはガジェオタにも優しい。

ロック・ロック解除の音が良い

Zenfone9のロック・ロック解除音は聞いていて気持ちがいい。

特にロックの音が秀逸。ニンテンドースイッチの起動音っぽい「キンッ」と小気味よい音がする。時々聞きたくなってついロック操作をしてしまう。

多機能電源ボタン「ZenTouch」

電源ボタンは「ZenTouch」と呼ばれる多機能ボタンになっていて、指紋センサーに加えて、ダブルクリック・長押し・スワイプ操作にも対応する。

特徴的なのはスワイプ操作。初期設定では下スワイプでクイック設定を開く、上スワイプでクイック設定を閉じる操作ができる。指を画面の上に持っていく必要がないから便利。ただしスワイプの判定がやや敏感で、持ち方の都合で指が少し触れると意図しないタイミングでスワイプ動作が発動することもあった。使いこなすには熟練が必要。要らないなら切ることもできる。

背面タップも組み合わせて多彩な操作ができる

電源ボタンのほかに背面のダブルタップ・トリプルタップ操作にも対応する。どちらも割り当てできる操作は幅広い。カスタムできる操作と筆者の操作割り当ては下記。ハードウェアに紐づいた操作をここまでカスタムできるスマホは中々珍しいと思う。

  • 電源ボタン下スワイプ….クイック設定パネルを開く
  • 電源ボタン上スワイプ…クイック設定パネルを閉じる
  • 電源ボタン2回押し…カメラ起動→即撮影
  • 電源ボタン長押し…電源メニュー
  • 背面ダブルタップ…スクリーンショット
  • 背面トリプルタップ...ライト点灯

Zenfone9のカメラ

Zenfone9のカメラは広角と超広角の組み合わせ。6軸ジンバルも搭載ということで手振れに強いらしい。

実際撮影してみると、明暗差がはっきりとして見栄え良い写真を撮りやすい印象。動画撮影もしっかり手振れ補正が効いていて撮影しやすかった。中央の円がジンバルの補正範囲で、この範囲内ならほとんどの手振れは打ち消してくれる。

気になったのは2点。まず広角カメラはiPhone17と比べると若干画角が狭い。もう1点はジンバル搭載の影響なのか、カメラ映像がスマホ本体の動きからわずかに遅れてぬるりと動く独特な挙動をする。この動きのせいで静止画撮影の時にカメラ位置の微調整がやりづらい。

Zenfone9の弱点

筆者が感じたZenfone9の弱点は5つ。

無線充電非対応

iPhoneのMagSafe充電にすっかり慣れてしまったから、同じ方法で充電できないのは時々ストレスに感じる。後継のZenfone10は無線充電に対応しているから中古価格次第ではそちらを選びたい。

下のカメラレンズと指が干渉しやすい

Zenfone9は超広角カメラレンズのすぐ近くに音量調整ボタンがある。人差し指を音量調整ボタンに添える持ち方をすると指が超広角レンズに被さりやすい。これも慣れの問題だけど撮影時に指がフレーム内に入りやすいからちょっと困る。

本体の共振

Zenfone9はスピーカーからの音による本体の共振が分かりやすく手に伝わる。手に持ったままスピーカーで音を流しているときは若干気になる。ケースを付ければほとんど気にならないレベルにはなる。

癖がある電源ボタンのスワイプ

これは電源ボタンの項目で書いた通りで、スワイプの検知が敏感だから若干扱いづらい。個別にOFFにできるのが救い。

カメラ映像のぬるりとした挙動

これもカメラの項目で書いた通り。メイン使っているiPhoneのカメラとは全く別の動きをする。慣れるしかない。

3年型落ちでもアリ。中古4万円台で一線級の小型ハイエンド

Zenfone9は3年落ちのスマホながら、2025年基準でも重量級のゲームをやらない人であればまだまだ一線級の実力を持っていた。

コンパクトなサイズで取り回しも良く、筆者のサブ機運用にピッタリ合う。UIもデザインも筆者好みでとっても気に入った。ASUSのスマホは初めて触ったけど、Zenfone9はソフトもハードも完成度が高くて良い機種だった。

中古で4万円台から買える機種としてはかなりお得感がある。Zenfoneの中古は全体的に弾数が少ないから気になった人は複数の通販サイトを巡って見つけてほしい。

(おまけ)Zenfone9で使っているアクセサリー

クリアケース

どの通販サイトでも必ず見かける謎中華ブランドの激安クリアケース。

MagSafeリング

後付け式のMagSafe規格の金属リング。MagSafeスタンドへのマウント用。型落ちAndroidにはMagSafeマグネット内蔵ケースという選択肢はない。

反射防止フィルム

PDA工房の画面保護フィルム。いつもは適度な反射防止のPerfectShieldシリーズを購入しているけど、Zenfone9にはお試しで最も反射防止が強い純黒クリアを買ってみた。

結論を言うと微妙。確かに反射防止はとっても強い。その反面反射防止フィルム特有の画面の滲みやざらつき感が無視できないレベルで強くなるし、フィルムの耐久度も低い。iPhone15と17に付けているPerfect Shieldシリーズは傷一つないのに対して、純黒クリアは半年使っただけで傷だらけになってしまった。

PDA工房の反射防止フィルムはPerfectShieldシリーズがおすすめ。

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