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【Apple Watch Series10 中古を4ヶ月使った感想】5年ぶりに使った。良かった。

以前の記事でも少し書いていた通りApple Watchを購入した。

Apple Watchを使うのは約5年ぶりで、自分で購入して所有するのは初めて。久々に使ったApple Watchは今の筆者の目にどう映ったのか正直に書いていく。

【結論】今回は買って良かった

最初に結論を言うと、今回は購入して正解だった。5年前の2021年当時は特に必要ないなと思っていたけど、2026年に改めて使ってみると、値段相応の価値はあると思った。

良かったと思う理由は中古を買ったことも影響しているから、購入した個体の紹介から使った感想にかけて順番に解説していく。

中古のApple Watch Series 10 GPSモデルを購入

出典:Wayback Machine Apple Watch Series 10

購入したモデルはApple Watch Series 10の中古。当時の現行モデルはSeries 11だったから1世代型落ちになる。その他の簡単な状態とスペックは以下の通り。

モデルApple Watch Series 10 GPS
サイズ42mm
ケース・色シルバーアルミニウム
バッテリー購入時点の最大容量:95%
購入先じゃんぱら
状態Bランク品。小傷はあるが十分美品。
付属品欠品なし。中古スポーツバンド付属。
購入価格40,980円
新品価格59,800円(発売時のApple公式価格)
購入時期2026年6月
発売時期2024年9月

じゃんぱらのオンラインストアで目星をつけてから店舗で実物を確認して購入した。

Bランク品ということで若干の使用感とバッテリー消耗があるけど、ぱっと見は十分良さげ。付属のスポーツバンドもほとんど使用感がなかったからありがたく使わせてもらうことにした。

出典:Wayback Machine Apple Watch Series 10

Series 10を選んだのは価格と性能のバランスが良かったから。特に9から10にかけては本体の薄型化(10.7mm→9.7mm)や充電の高速化といったハードウェアの進化が大きい。ほかにも当時の中古相場の価格差とかOSのサポート期間とか諸々を考えると9よりも10のほうが良い選択だと思った。

ほぼ同じ価格帯でSE3の新品を購入することもできたけど、SE3の小さいサイズ(40mm)は少し小さすぎたこと、厚みがSeries9と同じ10.7mmで野暮ったさを感じたこと、充電性能はSeries10のほうが上だったからSeries10にした。

どうせ傷つくなら中古で良い

今回中古を購入したのは単純に安く手に入るからだけでなく、傷や汚れを気にせずに使い潰す運用がしやすいから。SE1を借りていた時は数万円する高級品を常に露出して使うことに結構な抵抗を感じていた。そして筆者はスマートウォッチは肌なじみを重視してできる限り裸で使いたい派だから、なおさら傷はつきやすくなる。

そこで中古なら安く手に入るし、もともと傷があるならもっと気軽に使えるんじゃないかと考えた。スマホは売却時の価値が落ちないように丁寧に扱うけど、Apple Watchはその逆。価値が落ちないように使うのが難しい商品なら、最初からある程度価値が落ちた傷モノの中古でいいし、どこかしら限界がくるまで使い倒せばいいという考え方。

実際、使い始めて3日も経たないうちに購入時の傷は全く気にならなくなった。それに最初は扱いに慣れないうちに傷つけてしまうこともあるはず。ちなみに筆者は購入から間もないころにアスファルトに落として結構大きめの傷を入れるやらかしをしてしまった。中古でも数万円する物だからショックだけど、新品よりはダメージは小さい。そういうこともあると考えるとやっぱり中古で良い。

中古のApple Watch選びのポイント

出典:イオシス商品一覧 Apple Watch

今回筆者が中古を選んだ基準は以下の通り。

  • 現行機から1~2世代前(筆者の購入時はSeries 11 が現行機)
  • バッテリー最大容量95%以上
  • GPSモデル

現行機から1~2世代型落ちの範囲ならOSのサポート期間も余裕があるし、バッテリー状態も良い個体が多い。通信はGPSで十分。「セルラーのこの機能がないと困る」とならない限りはセルラーは不要。

それにしてもApple Watchは中古の弾数が多い。筆者が欲しかった仕様に絞った時も在庫が潤沢だった。

Apple Watchは腕時計というよりiPhoneの子機

購入個体の紹介を済ませたところで本題。久々にApple Watchを使った感想は、時計というよりもiPhoneをより便利に使うための子機・拡張パーツといえるガジェットだった。あくまでも拡張パーツだから無くても別に困らない程度のもの。人によってかなり評価が分かれるガジェットなのも改めて納得した。

冒頭に書いた通り、筆者は過去(2021年)に初めてのスマートウォッチ選びの一環でApple Watch SE1を1か月レンタルした。当時は「筆者の環境だとオーバースペックでコスパが悪いから要らない」という結論に至って、当時安価ながら高機能だったXiaomiのMi Watchを購入し、以降はXiaomiのスマートウォッチを使っていた。

SE1のレンタルから約5年、Apple Watchのスペックも筆者の生活環境もかなり変わった。2026年の筆者からすると、使い潰す前提なら4万円を払う価値は十分ある良いガジェットだと思った。

Apple Watchにして良かったこと

子機として活用できる幅が昔より広がった

肯定的な意見に変わったのは、Apple Watch本体の機能とiPhoneとの連携が役立つ場面が以前よりも増えたから。
現状使っている機能は以下の通り。

  • 時刻、通知、予定、天気の確認
  • アラーム、タイマー
  • スマートリモコンの操作
  • クレカのタッチ決済
  • 運動の記録
  • 持ち物を探す
  • カメラのリモートシャッター

スマートリモコンの操作や忘れ物防止タグの検索が新しく使い道として加わった。加えてOSやアプリのアップデートで既存の機能の使い勝手も改善されていて、昔よりも実用性が増した。

スマホ操作の選択肢が増える

Apple Watchでできることの多くはiPhoneと重複していて、上にも書いた通りiPhoneのショートカットとして機能する。ただ、ショートカットとはいえスマホをポケットから出す動作が腕に手を伸ばす動作に変わった程度のもので、劇的な時短にはならない。しかもスマホのほうが大画面だから操作もしやすい。

だからスマホで十分だよねという意見も当然だと思うし、筆者もそっち寄りの考え方だったんだけど、東京に転勤してからは電車に乗ったり会議も増えたりと、スマホをパッと取り出せない場面が増えた。取り出せないけど必要になったときに、簡単な操作ならApple Watchから操作できるのは助かる。

Apple Watchのメリットは時短的なものではなく、時と場合に合わせて操作を使い分ける選択肢ができることにある。

文字盤のカスタマイズ性が高い

ショートカットに関連して、Apple Watchの文字盤のカスタマイズ性が高いのも便利。筆者が常用しているのはモジュラー文字盤で、時刻と日付の視認性は確保しつつも合計5つの情報とショートカットを配置できる。

情報量が多い一方で嫌なごちゃつきを感じさせないのはAppleのデザインがなす業。

豊富なアプリとシームレスな連携

そしてショートカットに設定できる機能やアプリが多いのもApple Watchの利点。天気はウェザーニューズの詳細な天気や雨雲レーダーが見られるし、タイマーやアラームはあらかじめ指定した時間を1タップで起動することもできる。電車を降りる時間の数分前にセットしておけば、うたた寝からの寝過ごしの防止になる。

あとはApple製品同士だけあってか接続も安定している。XiaomiのSmartBandだと時々接続不良が起きて再接続が必要になることがあったから、そういったことが起きないのは便利。

振動機能の出来が最高

Apple Watchの結構大きい魅力だと感じたのが振動機能。振動でお知らせする機能はスマートウォッチの基本装備だけど、Apple Watchのものはとても性能が良い。

低価格の機種は筐体全体が共振して周囲にもバイブ音が聞こえるものだけど、Apple Watchは音を抑えつつ装着者にしっかり振動が伝わるようになっている。指でトントンと叩かれているような感触で、iPhoneの振動機能と同様に機能ごとに震え方も違うから伝わる感触で何の通知か一瞬で分かる。筆者のように低価格のスマートウォッチを使ってきた人なら乗り換えたときに感動すると思う。

アクセサリーに困らない

アクセサリーはApple製品らしく純正・社外どちらも豊富。昔からバンドの留め具や充電器の形状が変わっていないから、過去に販売されたものでも基本的に使えるのが便利。

純正アクセサリーは高いけど相応の高品質。個人的には状態の良い中古品がおすすめで、高速充電器は近くのGEOで1,500円、ミラネーゼバンドは別のじゃんぱらで5,000円くらいで購入した。どちらも目立った汚れや臭いは全くない。どちらも新品で買うよりかなり安い。

Apple Watchで不便だと思ったこと

純正の機能が散らかり気味

Apple製品の設定周りはできる限り簡素にして、最低限の操作でとりあえず使えるようにする思想だと勝手に解釈しているんだけど、Apple Watchはちょっと違う。初期設定はいつものAppleという感じで大した操作もなく終わる。問題はその後。細かい設定を詰めるときは、Apple Watch本体とiPhoneを何度も行き来する羽目になる。

iPhoneでApple Watchの設定をするにはWatch、ヘルスケア、フィットネスと3つの独立したアプリを使い分けることになる。とりあえず最低限時計として使うならWatchだけで済むものの、設定を詰めるなら結局3つのアプリを触ることになる。そして厄介なのがApple Watch側のアプリ設定。iPhone側のアプリで操作できる項目とできない項目が混在していて、「この設定はどっちの端末のどのアプリからできるんだ?」という状況が結構頻繁に起きた。

Apple Watchは有志がおすすめ設定について実際の手順を解説した動画がたくさん転がっているからそれを見れば対処できるけど、逆に有志のガイドを見ないと設定を詰め切るのはとても無理。特にSiriのボイス暴発を防ぐ設定なんて初見じゃ絶対に分からないと思った。初期設定さえ終わってしまえばほとんど気にならないところではあるけど、ユーザー体験としてはマイナスな部分。

なんとも物足りない操作系

Apple Watchの操作系は今一つ洗練されていない感触。例えば一番見ることになるだろうホーム画面では、上から下にスワイプして通知、下から上のスワイプでスマートスタック、左右のスワイプには何もなし。左右については何も操作を割り振れない。一番見る画面なんだから、例えば登録した機能のクイック起動とかをできるようにすればいいのにと思う。

あとはアプリによってスワイプで前に戻れたり戻れなかったり、キャンセルの×ボタンがあったりなかったり、どうにも操作系がバラバラ。
Apple製品は全体的に「Appleが正しいと思うものが正しいのです」的な設計思想を感じていて、筆者も承知の上で使っているけど、それにしては統一感なさすぎませんかと物申したい。とはいえこれがAppleの考える正解なんだと受け入れるしかない。ユーザーに選択肢はない。

全体的な操作の統一感とか、直感的な操作のしやすさはこれまで使っていたXiaomiのSmartBand Proシリーズのほうがよかったと思う。SmartBand Proのホーム画面は左スワイプでコントロールセンター(Apple Watch のサイドボタン呼び出し相当)、右スワイプでウィジェット(Apple Watchのスマートスタック相当)への移動が可能。明らかにこっちのほうが使いやすい。

決済で実用的なのはクレカのタッチ決済程度

Apple Watchなどのハイエンド級スマートウォッチは決済サービスに対応しているのが特徴。Apple Watchの場合はFeliCa、クレカのタッチ決済、コード決済と一通り対応している。筆者は原則キャッシュレス決済だけど、Apple Watchではクレカのタッチ決済をごくまれに使う程度。

駅の改札のリーダーは基本右側にあるから左腕に付けていると腕クロスする羽目になるし、Suicaの情報はiPhoneと別々で持たないといけないから管理が面倒。

QRコード決済の場合、クーポン利用の準備や支払金額を自分で入力する方式だったりと色々なパターンが考えられるからスマホのほうが楽。PayPayの場合は決済用コードを画面全体に表示する程度の機能しかないから実用上なかなか厳しいものがある。

そういう実用的な障壁があるからか、筆者の生活圏内ではApple Watchを付けている人は多くても改札やレジでApple Watchを使っている人はほとんど見なかった。東京のほうはもっと普及しているものかと想像してたけどそうでもなかった。

バッテリー持ちは筆者の使い方で1日半

次にApple Watchの実用面で外せないバッテリー持ちの話。Apple Watch Series 10のバッテリー持ちはApple公式曰く「通常使用時で最大18時間」。筆者の個体は購入時点でバッテリー容量が最大95%。

実際はどうかというと、筆者の使い方だと1日半くらいは持つ。バッテリー負荷を抑えつつ快適に使えるラインを維持してこのくらい。筆者が実践しているバッテリー負荷を下げる設定は以下の通り。それぞれの設定方法は解説動画がYouTubeにたくさん上がっているから割愛する。

  • 常時表示はオフ
  • バックグラウンド更新をしない
  • 不要な通知を切る
  • Siriの起動を制限(『Digital Crownを押す』だけ有効)
  • 血中酸素測定をオフ
  • 環境音測定をオフ
  • ワークアウト時の低電力モードを有効にする

充電はスマホと同じルーチン作業で気にならない

ここは人によって感じ方が違うところだけど、筆者は特に充電が面倒とは感じなかった。帰宅したらスマホとワイヤレスイヤホンを定位置の充電スタンドにセットするのがルーチンになっていて、Apple Watchもこのルーチンに入れるだけ。外した後に定位置に置いていれば勝手に充電されているという感覚。

SE1をレンタルした当時はバッテリー持ちの悪さを懸念点として挙げていた。Series10になってもバッテリー持ち自体はほとんど進化していないけど、SE1と比べると低電力モードや高速充電の実装で充電周りの快適性は上がっている。バッテリー持ちが良くなってくれれば文句はないけど、高機能の代償としてバッテリー持ちを妥協することには納得せざるを得ない。

バッテリー持ちに対する筆者の意見は「不満は残るが総合的に判断するとまあ許す」というところに着地した。

人を選ぶガジェット。筆者は買ってよかった。

久しぶりにApple Watchを使ってみると、ハイエンドにふさわしい質感や性能で、決して必須ではないけどあると便利なガジェットだった。中古でも実用や所有の満足度には全然影響しない。特に初めてApple Watchを使ってみたいと思っている人は中古をお勧めしたい。

繰り返しになるけど、Apple WatchはiPhoneの子機という立ち位置。Apple Watchがあったところで劇的に生活が変わるものではない。自分の生活スタイルを振り返って、あったほうがより便利になると感じる場面が多そうなら導入する価値はあると思う。

判断材料として、Apple Watchをレンタルしたり1万円以下の安いスマートウォッチを試しに買ってみたりするのもあり。筆者はSE1の時はゲオのあれこれレンタルを使った。下にアフィリンクを貼っておく。安いスマートウォッチはXiaomi Smartband Proがおすすめ。

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