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ATOTO S8 Proをスイフトスポーツに載せ替えた【取付のコツと注意点】

半年以上前にスイフトスポーツ(ZC33S)が納車されて、AndroidナビのATOTO S8 Proを前の車からスイフトスポーツに載せ替えた。

取り付けの全体的な流れは以前パッソに取り付けた時と同じ。詳細は当時の記事を確認してほしい。

今回はスイフトスポーツに取り付ける際の作業のコツや注意点を中心に工程を紹介する。

スイフトスポーツで作業する時のコツ

作業を進める前に、スイフトスポーツでナビを取り付ける際の作業のコツを紹介する。

養生の位置

養生をおすすめしたい場所は下記の通り。

  • ステアリング左側
  • ナビパネル
  • エアコンパネル
  • シフトノブ
  • 助手席側パネル

ナビパネルは全面がピアノブラックで傷が目立ちやすいこと、エアコンパネルはナビ本体の裏側が当たって傷がつきやすいから重点的に保護する。

S8 Pro本体の取付時はフェイスタオルがあると便利

ナビの配線が短いこともあって、S8 Pro本体はシフトノブの辺りまでしか引き出せない。

作業中にS8 Pro本体を仮置きするときはシフトノブの上に置くような形になるからシフトノブを養生したほうがいいんだけど、フェイスタオルを挟んでおくとシフトノブとエアコンパネル全体の傷防止になる。

それと助手席に座って作業するから仮置きには膝を使うこともある。その時もフェイスタオルを挟むと快適に作業しやすくなる。

内装パネルを取り外す

コツを紹介したところで実際に取り付ける工程に移る。

まずナビパネルから助手席につながっている赤色のパネルを外す。

外した状態で見えるナビパネルのネジを外す。

ネジを外したらナビパネルを手前にゆっくり引っ張って取り外す。端子が繋がっている状態だとケーブル類にテンションがかかりやすいので慎重に外す。

S8 Pro付属品を取り付ける

S8 Pro本体を付ける前にWi-Fiアンテナなどの付属品の固定、配線を済ませる。

日を改めて作業したのでここから昼の画像になる。

助手席側Aピラーに4Gアンテナ、Wi-Fiアンテナを入れる

助手席側のAピラーを外して、最初から入っている配線に巻き付けるようにしてアンテナ類を固定する。

固定はビニールテープ、走行中の干渉音防止にエプトシーラーを使った。助手席側のほうが配線作業がやりやすい。

【非推奨】GPSアンテナをメーターフードの裏に入れる

GPSアンテナは同じように助手席側のAピラーに入れてしまう予定だったけど、他のアンテナ類とドライブレコーダーの配線で満杯の状態。

ネットで先人たちの取付事例を見てみると、メーターフード裏の左側の空間にGPSアンテナを仕込んでいた人がいたので真似させてもらった。

ただしこの方法は運転席のステアリング周辺のパネル全体を外すことになる。かなりの労力が必要だし、内装に傷がつかないように作業するのは大変だったので個人的には非推奨。簡単にアクセスできる他の場所に取り付けしたほうがいい。

ステアリング下側のパネルを外す。ETCユニットが装着されているので断線に注意する。

メーターフードを外して、

GPSアンテナを貼り付ける。

外したパネルを元に戻す作業が一番大変だった。

S8 Pro本体の取り付けとステーの調整

付属品取り付けが終わったら本体の取り付け。

取り付けステーの固定位置はナビパネルと干渉しないように数回調整して、最終的には下の画像の位置になった。

ステー付きのS8 Pro本体を車体側にはめ込んでからナビパネルを戻す。

ディスプレイを取り付けてネジで固定する。

隙間テープは貼らない

S8 Pro本体はナビパネルとは若干の隙間ができる。

パッソの時は隙間テープを貼ってSIMカードの落下を防ぐようにしていたけど、筆者の本体側面のMicroSDカードスロットは接続が不安定で使わないこと、SIMカードは滅多に取り換える場面がないから見栄え重視で取り付けないことにした。

ATOTOのスズキ用ハーネスはステアリングスイッチ配線が一部抜けている

車体側の配線とS8 Pro本体の配線を繋ぐには専用のハーネスを使うのが楽だけど、ATOTOから販売されているハーネスは2か所あるステアリングスイッチの配線のうち片方だけ端子がセットされていない。

繋がっているほうはステアリング左側のスポーク部分のスイッチの操作に対応する。その下にある通話とボイスコマンドの3つのスイッチは使用できない。これが地味に不便。

S8 Proはステアリングスイッチの動作を自由に割り振ることができる仕様だから、運転中に手元で確実に操作できるショートカットキーが3つ使えないのは何とももどかしい。

後日全部のスイッチを使えるようにするために配線を改造した。改造についてはまた記事にする予定。

取り付けは約3時間

ディスプレイの取り付けが終わったら残りのネジとパネルをもとに戻して完成。所要時間は約3時間と、パッソに初めて取り付けた時に比べるとかなり短い時間で作業が出来た。

スイフトスポーツでもこの大画面を使うことができて嬉しい。

カーナビ自力取り付けは難易度が高い

カーナビの自力取り付けは数万円の取り付け工賃を節約できるし自分の好きなナビを取り付けられるメリットがある。ただし配線を綺麗に処理する工夫や内装に傷を付けずに取り付けるとなると難易度が高い。

新車で初めてカーナビを自力で取り付けする、というのは絶対にやめたほうがいい。

筆者が前に乗っていた車のように中古で既に傷だらけ、乗り潰し前提の人なら自力取り付けをしてもいい。筆者は前に乗っていたパッソで何度も取り外ししてきたから新車での自力取り付けに踏み切った。

今後別の機種に載せ替えする時も同じように自力で取り付ける予定。

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